「舞台設定がとにかく上手い」ミザリー 作務衣もんさんの映画レビュー(感想・評価)
舞台設定がとにかく上手い
『キャリー』『ミザリー』『エスター』
勝手に呼んでる定番ホラー三姉妹。そして最もリアルに恐ろしいのがこの作品
ベストセラー作家のポールは長年の人気小説『ミザリー』シリーズに終止符を打ち、新作を書き上げた
ジンクスとルーティンを大切にするポールは毎回同じ山小屋で執筆しており、今回も例外ではなかった
ただ、唯一誤算だったのは大雪に降られて自動車ごと滑落事故を起こしてしまったこと
そして助けてくれた相手が、自分の作品の大ファンだったこと・・・
いわゆるヒトコワ系ホラーの傑作
状況設定が巧みで、ちょっとした違和感を重ねる演出もお見事
最近の作品と比べると展開はスローテンポなんだけど、それも気にならないんだよね。なにせ主人公が絶対逃げられないんだから
改めて言うけどその舞台設定が素晴らしい
人が死ぬ場面もあるんだけど、一番のトラウマシーンがそこじゃないってのも珍しいかも
作品のテイスト同様もっと現実的で痛くて怖い
"あの"シーンは、思い出すのも嫌になる
ヒトコワも含むホラー映画な気分の人には激推しです
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