「【”人間の正義を超越した正義。”事故を起こしたベストセラー作家が、自身の作品の熱狂的なファンに”匿われる”不穏な空気が恐ろしさに変わる過程がじわじわ来る作品。再後半の怖さは図抜けてます。】」ミザリー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”人間の正義を超越した正義。”事故を起こしたベストセラー作家が、自身の作品の熱狂的なファンに”匿われる”不穏な空気が恐ろしさに変わる過程がじわじわ来る作品。再後半の怖さは図抜けてます。】
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ー スティーヴン・キング原作は既読済みで、この作品も昔観たなあ。けれども、今観てもやっぱり怖かったっす。-
■人気作家、ポール・シェルダンは大雪の中、車で大事故を起こし重傷を負う。付近に住む元看護婦でポールの熱烈なファンだと名乗るアニー・ウィルクス(キャシー・ベイツ)に助け出され、献身的な介護を受ける。
しかし、アニーはポールの最新刊のミザリーが死ぬ結果を知ると態度を一変させる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・何と言っても、アニー・ウィルクスを演じたキャシー・ベイツの笑顔から、狂気の表情に豹変する様が怖すぎる。
・ポール・シェルダンが、車の事故により両足を骨折して動けないという設定も、怖さを増している。
・アニー・ウィルクスが、過去勤めていた病院で、乳児を次々に殺害していた新聞記事をポール・シェルダンが見つけるシーンも怖い。
・バスター保安官が、彼女の家を訪ねるも、背後から撃ち殺されるシーンは、「シャイニング」で、少年と母親を助けに来たシャイニング能力を持つ黒人男性が、ジャックに殺された時のような、絶望感に襲われる。
<ラストの二人の最終対決のシーンは、もう怖すぎます。それまでの笑顔無きアニー・ウィルクスに対し、最初に彼女から強要された“原稿燃やし”返しのシーン。
イヤー、この30年以上前の作品は、今でも怖いっす。
恐るべし、キャシー・ベイツの演技である。>
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