「“夫婦善哉”マンハッタン版。」マンハッタン殺人ミステリー もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
“夫婦善哉”マンハッタン版。
①いやー、ウディ・アレンのラリーとダイアン・キートンのキャロルとがよく喋ること、喋ること!
殆んど二人の夫婦漫才を聞かされているようなものである。
②『アニー・ホール』の二人が別れずに結婚して20年くらいたったらこんな風になるのではという感じ。
③結婚して数年も経つとろくに話もしなくなる夫婦に比べたらまだ良いと思うのだが、映画の初めの方はお互いへの不平不満を言い合って、今までのウディ・アレン映画なら夫婦の崩壊・再生というドラマになるのかと思いきや、隣人の頓死に疑いを持ったキャロルが独自で探偵ゴッコにのめり込むようになってから夫婦の会話はその話ばっかりになる。
殺人だと言い張るキャロル。「病院に行った方が良い」と懐疑的なラリー。
これがまるで夫婦漫才の間と面白さ。
④
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