真夜中のカーボーイのレビュー・感想・評価
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小さい話がどんどん小さくなる。これが映画だ。
2012年7月第三回午前十時の映画祭にて
おもろうて やがて哀しき
華の都ニューヨーク
アメリカン
「真夜中のカウボーイ」の意味するのところ
深夜しみじみとしみじみした
いまさらながらこの名作
いわゆるアメリカン・ニューシネマでは一番好き
しかしこの映画について良さを語るとき、うまく説明できないな。
でも映画好きを標榜したいなら観賞必須科目映画でしょう(笑)
いろいろ言うことはできる都会にあこがれてニューヨークにやってくるジョン・ボイトを通してそれがことごとく裏切られるせつなさとか
ダスティン・ホフマン
不自由な脚で小汚ない部屋に住み、仕事もちゃんとした定職ではなく、スキマ仕事みたいなことして日銭を稼ぐ生活の惨めさとか。
二人の出会いから、一度夢を見るが、それもあっけなく崩れ去る。音楽が主題歌は陽気な歌だし、最後にかかるテーマ曲も暗いというよりやるせないかんじだ。それが余計やるせない。
でもそゆことじゃないんだな、なんだろう…
なーんかマンガの実写化映画とかもう見る前からくだらねーな(わからないけどさ)、どうせ仕掛人必殺稼がせ仕掛人が特に東宝とかにいるみたいだけど、に踊らされて高い金出してアニメ映画とかみるなら、
こういうのみるのを勧める。
だいたいもったいない、映画館一回分で豚カツ定食上は食えるぜ、吉野家なら三回は食えるぜ、まあ観てみないとわからんわけだけど。
大抵のTSUTAYAには置いてあると思います。派手な場面はあまりないので、吹き替えつきがあればそれをおすすめします。
なお、最後までみて軽くうつになっても私は知りません(笑)
孤独と挫折感の中にある一筋の光
これほどの名作に評がないなんて。
以前にビデオで見て、後にDVDを買い直しました。
大傑作。
ダスティン・ホフマンの映画は大抵好きだけれど、これは特別に好きな作品と言ってもいいと思う。
ここに登場する二人の男は痛い。
アメリカンドリームに憧れながら、アメリカの夢を手に入れられなかった男たちの物語だ。
たまたまここに描かれた二人の男はクローズアップされたに過ぎないが、実際はあまたの人々がこんな感じなんだろうと思った。
アメリカという国には夢と悪魔が潜んでいる。
それをまざまざと観客に見せつけた。
また、ニルソンの「噂の男」という主題歌がいい。
この映画の雰囲気、当時の時代性を反映していると言える。
いや、今でもこのタイプの映画を撮るのだとしたらきっとこの音楽でいいのだと思う。
全てが素晴らしい。
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