「【”紀元前2514年のエジプトから僕だけには美しい女性に見え、他の人にはマネキンに見えるお姫様がやって来た!”今作は多幸感に溢れ、エンドで流れるエレクトロポップも宜しきロメンティックコメディである。】」マネキン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”紀元前2514年のエジプトから僕だけには美しい女性に見え、他の人にはマネキンに見えるお姫様がやって来た!”今作は多幸感に溢れ、エンドで流れるエレクトロポップも宜しきロメンティックコメディである。】
■不器用なためにマネキン制作の仕事を首になってしまったジョナサン・スウィッチャー(アンドリュー・マッカーシー)。
デパートの配送係の仕事についた彼は、かつて精魂込めて作ったマネキンのエミーと再会する。ある日、ジョナサンは深夜のデパートで美しい人間のエミー(キム・キャトラル)に笑顔で話しかけらるのであった。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作の登場人物のキャラクター造形が良いのだな。個人的に好きなのは、いかつい顔の警備員フェリックス(G・W・ベイリー)である。
彼の愛犬ドーベルマンの名前はモチロン、ランボーである。クスクス。
・ジョナサン・スウィッチャーを演じたアンドリュー・マッカーシーと、美しいエミーを演じたキム・キャトラルは、初見であるが初々しい演技が良いね。資料には80年代のトップアイドル俳優とある。成程なあ、良く分かるね。
・物語設定も良く、紀元前2514年のエジプトからフィラデルフィアにやって来たお姫様エマ・ヘジレ:エミーが、ジョナサンにしか人間に見えない設定が巻き起こすドタバタ劇も良いのである。
ー 写真で写されたマネキンと絡むジョナサンの姿は可笑しいなあ。-
・ラスト、ライバル会社の社長、腰ぎんちゃくのリチャーズ部長(ジェームズ・スペイダー)、元カノのロキシー(キャロル・デイヴィス)が企んだ、ジョナサンが部長にまでなった『プリンス』から、全てのマネキンを盗み出して、粉砕機に掛けるシーンはハラハラドキドキだけれども、ジョナサンが決死の思いで助けたエミーのマネキンが、ナント!南見える美しい女性になるというハッピーエンドも宜しき作品なのである。
<今作は、紀元前2514年のエジプトから僕には美しい女性で、他の人にはマネキンに見えるお姫様がやって来るというタイムトラベルに一捻り加えた設定も宜しき、多幸感溢れるエレポップも宜しきロメンティックコメディなのである。>
■エンディングで流れる『愛はとまらない』は、聴いた事があるぞ!ビックリ!
