マトリックスのレビュー・感想・評価
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管理社会を学ぶために必見の映画
今年24本目。
15年位前の小学生だった頃は銃弾を避けるシーンが記憶に残っていてる。また、最近は管理社会の比喩としてよくこの映画が例に挙げられているので挑戦してみた。
いざ実際に観賞するとアクションシーン格好良過ぎてテーマについて考えることを忘れそうだった。銃弾が撃たれるカットはメディアに取り上げられて当然だと実感した。
プログラムに制御される社会については今も対して変わらない気がする。法律や憲法の文章はマトリックスの世界でのソースコードみたいなモノだし。
あと、この映画見たら何が正解なのか分からなくなった。生きていて辛くなる瞬間はあるけど心身を支配されるのはちょっと。尊厳は失いなくないし。でも人間がウイルスだろって言われたらそんな気もするし。じゃあいったい何をすればいいんだ。
ウォシャウスキー姉妹になった?!
2作目公開時に中古DVDを買って観た。
とにかく衝撃を受けた。が、なぜか2作目以降は観ていない。なので1から見返そうと再び鑑賞した。
なんと言ってもアングルの妙を含む、多彩かつ先進的な映像表現が圧倒的である。が、それに負けないストーリー。現実の自分は何なのか?というのはトータルリコールなどである題材だが、そこから先がぶっ飛んでいる。それでも公衆電話などの古式ゆかしい電話でマトリックスにアクセスしたり古臭いアジトだったり、上手く現実と擦り合わせてリアリティも出していた。
仮想現実の中なので自由に乗り移れるエージェントのあり様も納得が行く。(が、なぜ直ぐに捕まえられない?は考えない事にした)
と、本来ならもっと高得点でも良いのだが、なぜか中盤に眠くなるんだな。なので少し評価は落ちる。
数々の衝撃を私に与えた作品であるが、2022年に鑑賞して1番の衝撃は監督のウォシャウスキー兄弟が姉妹に変わった事だった。てか、レビューを書こうと思って映画.comを見て初めて知ったわ。。。
【世界観が全て。この世界観に共感しだしたらもうドはまりです】
・1999年公開のアメリカのSFアクション映画。
・いつも通りの世界、いつも通りの生活、実はこれは全て仮想世界だった…という事実を知らずに日常を送っていた主人公ネオ。現実の世界では、人類はコンピューターに支配され、人間は電力発電のために彼らによって栽培されているだけで、その栽培された人間の脳に見せているものこそが「仮想世界=MATRIX」という世界。ある日、MATRIXの世界の突如現れた現実世界でコンピューターと戦う人類の生き残りであるモーフィアス達によって、導かれて、現実世界の自分の体を目覚めさせ、コンピューターの支配から脱する。モーフィアス達によると、ネオは「救世主」だという。そんな彼らの主張に疑問を抱きつつもネオは、MATRIXの世界、現実世界でコンピューターと戦いながら、自らを目覚めさせていく… という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・MATRIXという世界観を理解したら確実にどっぷりハマります
・MATRIXという世界観を理解したら確実にどっぷりハマります(繰り返し)
・MATRIXという世界観を理解したら確実にどっぷりハマります(繰り返し繰り返し)
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[物語]
・「今生きている現実が、実は夢なのではないか。(映画トゥルーマンショーのように)誰かに全てみられているのではないか」そんなことを考えたことがある方も少なくないのではないでしょうか。私もその一人ですが、まさにそれが体現された世界観に圧巻です。簡潔にすると、私たちに見えている現実世界と思われるものは、全てコンピューターのソースコードの中のもの。仮想世界(MATRIX)。本当の現実では脳に電気信号だけ送られて寝ているだけ、という世界。加えて、ターミネーターのようなコンピューターに支配された世界の未来設定。この発想とリアリティを感じさせる作りが素敵すぎます。
[演出]
・エージェントスミスがどこにでも現れる仕組みが複雑なMATRIXの世界を理解する手助けをしてくれます。
∟栽培している人間に見せている仮想世界(MATRIX)に入り込んでくる生き残りの人間軍は、コンピューターにとっては「プログラムバグ」の一種。人間を一掃するために、コンピューターはMATRIX世界に入り込んでくる人間軍を捕まえ、実世界での人間軍の本拠地を見つけようとしている。その使命を担っているのがエージェント・スミスというグラサンスーツ。MATRIXの世界はいわばプログラムソースコードの中なので、コンピューターからしたら簡単にどこにでも移動可能な設定です。MATRIX内で生きている人間がそこにいれば、その人間を乗っ取ることでスミスの体形に変化できます。これが物語のピンチを作ったり、MATRIXの世界設定を理解する手助けをしてくれました。
・ネオ、モーフィアス、トリニティーが黒服×グラサンである意味が「なるほど!」
∟現実世界から、MATRIXの世界に入り込むと、彼ら3人は常に黒服です。単純にカッコいい、と思いつつ、なんでこんなにかっこよくする必要あるんだろう、と。考えた結果の推察ですが、シリーズをずっと見ていくと、今観ているシーンが「現実世界」なのか「MATRIX世界」なのか、混乱するときがあります。しかし、この服装をみれば一目瞭然。「あぁ、今は黒服だからMATRIXの世界ね」と。なるほど、こういう役割もあって、わかりやすく黒服×グラサンという演出にしたのかもしれない!という推察結果に。
[映像]
・1999年、つまり2022年今から20年も前なので、現在と比較するとワイヤーアクションの動きに若干の違和感はあります。しかし、VFX含めて、20年も前にここまでのクオリティの映像を仕上げるって物凄いことじゃないでしょうか。当時、MATRIXを起因としてワイヤーアクションブームやバレットタイム(360℃回転する幼なカメラワーク)ブームみたいになったのもうなずけます。
[音楽]
・クラブで流れるようで、機械的なようで、そしてテンポよくカッコいい。そんな粋なBGM。映像演出ともばっちりあっていて、後でサントラ聴くだけで世界に入り込めるようなBGMたちでした。
[演技・配役]
・映画[スピード]で見た事のあるキアヌリーブスさんを以後、明確に認識したのはまさにこの作品。スラリとしたスタイルに黒服サングラスのポスターが物凄く印象的でした。しかし、物語を観ると最初はただの貧弱ハッカー。そこからMATRIXの世界で目覚めて成長していくギャップがさらに印象を強めてくれました。カンフーやワイヤーアクションなど演技以外もすべて綺麗にこなすキアヌさんはさすがですね。
[全体]
・この映画を初めて見た時(1999年頃)は、初のワイヤーアクションや珍しいカメラワークにフォーカスし過ぎて、内容が全然入ってこず、結果として「単なる先進的なアクション映画」としてしか見れていませんでした。もちろんその時は、面白い、なんて微塵も思いませんでした。しかし、その後、TV再放送を観て世界観を理解すると一気に引き込まれました。確かに、1回目の鑑賞では理解しづらい部分も多々あります。なので、どちらかというとネタバレ覚悟である程度の前提情報を頭の中に入れてから観た方が楽しめるのかもしれません。私自身も友人などに進める際は、その辺の前提情報を伝えています。理解はできても、すぐには共感がしづらい世界観、故かもしれませんね。しかし、このシリーズを3つとも観終わるときには、ガンガンに共感しているはずです。少なくとも私はどっぷりと浸かりました。笑 久しぶりに鑑賞したマトリックス。引き続き、残りの2作品も鑑賞したいと思います。ちなみに、現在では約20年ぶりに新作として第4作が公開されていますので、こちらもいずれ鑑賞したいと思います。ありがとうございました。
#映画 #マトリックス #THE-MATRIX #1999年 #SF #アクション #SFアクション #ウォシャウスキー兄弟 #キアヌ・リーブス #ローレンス・フィッシュバーン #キャリー=アン・モス #世界観が凄い #リアルな未来予測
#全体3.6 #物語3.7 #演出3.7 #演技3.6 #配役3.5 #映像3.7 #音楽3.6
細部に至るまでかっこいい
レザレクションズ鑑賞前に久々に鑑賞。
何が現実で幻想なのか…。
独特のカットやカンフーのキレのあるアクションは20年前の作品だが今見ても斬新でとても格好良い!
グリーン、ブラック、またホワイトで構成された色合いの世界観やブラックのコスチュームにサングラスなど細部に至るまで格好良さを感じさせる映画だと思う。
アクション要素が多くあるが設定やキャラクター、ストーリーもしっかりしていて観ればみるほど面白い。
生体エネルギーをエネルギーに人工知能が活動する世界なんて考えてみただけでも恐ろしいがもしかしたら…とそんな未来の可能性も考えられてゾクっとする部分もある。
スマホやPC、またAIがより身近な存在になってきた今、公衆電話やどでかいPCや携帯電話は改めて見ると時代を感じるが、そんな時代にこんな映画を作っていたかと思うと凄みも感じる。
ラストの覚醒シーンは何回観ても痺れるほど良い。
完璧な第一作
高次元で融合したアクションとSF
今まで20回以上は見ているが、新作公開を機にもう一回視聴
やはり第一作は最高傑作
完璧な導入からの衝撃的な世界観
マトリックス由来技術
そこからのカンフーアクション
応用
なんと言っても動と静、メリハリのある格闘アクション
ワイヤーアクション、カメラワークが最高
そしてシリーズ通して視聴することでわかるが
第一作は「わかりやすさ」がずば抜けている。
映像表現がやりすぎない、適切な範疇に収まっているのも第一作
スーパーヒーローものとして見たときに
トーマス・A・アンダーソンの救世主への覚醒プロセスが格好いい
・抑圧された日常から非日常へ
・戦闘技術のインストール
・「スプーンなんかない」
・あの有名な弾丸回避
・生還
『攻殻機動隊/GHOST IN THE SHELL』に影響されているとは聞いていたが
後年『攻殻機動隊SAC』に逆輸入されることになるヘリシーンも熱い
オマージュは感じられた作品
あらゆる点で新鮮な要素に溢れていた
新作の前に久しぶりに鑑賞。
今観ても冒頭からしてセンスを感じる。
MO?やPCモニターなど小物は懐かしいが、それもこの世界にあっていると思う。
独特なムーブやバレットタイムなどのカメラワーク、ワイヤーアクションを取り入れているのもハリウッド作品では新鮮でした。
攻殻を始め日本のサブカルの影響も色濃く、他にもオリエンタルな要素が多いのも楽しい。
グリーンを基調とした色調も効果的で、ページをめくるかの様に次々に出てくる先の見えない展開も良い。
当時この映像作品はあらゆる点で新鮮な要素に溢れていましたね。
そして明日から公開の「レザレクションズ」、「レボリューションズ」から18年ぶり?でしょうか。
どんな物語と映像美が待っているのか、本当に楽しみです。
危ねえ……観ないまま死ぬところだった!!
『いつか観なければならない名作リスト』の1つだったマトリックス。最新作が公開されるとのことで、重い腰を上げ映画館へ!配信だと予習サボりがちになるので、限定公開は本当にありがたいです。
で、感想なのですが、
かっっっっっけえーーーー!!!!!!!!!!
キアヌってこんなにかっこいいの!?
皆んな強えええ!!!Woooo!!!!
の延々ループで、もうとにかくワクワクする!
世界観はSFだけど、内容はアクションなんですね。序盤でそれがすぐ分かるので、下手に整合性を考えずに気持ちよく観れました。
移動方法が電話線ってところは90年代感があっていいですね。
続編が沢山ありますが、どれから観たらいいんでしょう……このまま最新作見ても大丈夫かな……
20年前の作品とは思わせない革新さ
絶対に観なきゃいけないやつ!
マトリックスといえば、知らない人がいないぐらいの超有名作品なのですが、実は鑑賞したことがありません。しかし、最新作公開前に事前情報を得ておかなければと、この機会に初鑑賞!もうメチャメチャおもしろかったです!そりゃあ、世界的にヒットするわけですよ。これは絶対に観なきゃいけないやつです。SFアクションは大好物なのに、なんで今まで観なかったんだ、バカバカバカ!
ストーリーは、表向きはプログラマーとして働きながら、裏では凄腕ハッカーの顔を持つネオが、トリニティという謎の女に誘われて会ったモーフィアスという男から、「この世界は仮想空間であり、現実はコンピュータが人間を支配している」という衝撃の事実を聞かされ、世界を人間の手に取り戻すべく仮想空間でコンピュータに戦いを挑むというもの。もうこの設定だけでわくわくします。
人間VSコンピュータという構図は珍しくないですが、これに仮想空間という発想を取り入れたことが、当時としては斬新だったのだと思います。今では仮想空間やAIという言葉が一般的になり、やっと時代がマトリックスに追いついたという感じでしょうか。
製作は1999年ということで、もう20年以上前の作品なのに、最近の作品と比べても全く遜色ありません。設定やストーリーの魅力ももちろんですが、それを支える映像がすばらしいです。今でこそややチープに見える特殊メイクやCGも多少ありますが、マトリックスといえば、緑色の文字が降り注ぐ画面、トレードマークのサングラスとロングコート、残像で魅せるハイスピードバトル、ワイヤーアクションとバレットタイム、仮想空間の表現など、その印象的で革新的な映像はその後の数多の作品に多大な影響を与え、誰もの記憶に鮮明に刻まれています。
主演のキアヌ・リーブスは、とにかくかっこいいです。最近は、ひげ面のジョン・ウィックの渋いイメージですが、さすがに20年以上前の作品なので若いですね。でも、ローレンス・フィッシュバーンはそこまで変わってないような気がします。ヒロインのキャリー=アン・モスは、強く美しい感じが素敵でした。
さて、物語は始まったばかりの様相ですし、まだまだ残された謎もあり、続きが気になります。なんとか時間を作って続編も鑑賞したいと思います。
最新作へのおさらい❶
There is no spoon
観た回数なんて覚えていないくらい大好きなMatrixがIMAXで鑑賞できて興奮がおさまらない。DVDを買い、Blu-rayを買い、4K+DolbyATOMSのダウンロード版を購入してフォーマットをバージョンアップしてきたが、劇場のIMAXは迫力が全然違う。
この作品は、自分の好きなものが全部つまっているから何回見ても飽きない。攻殻機動隊、ブルースリーテイストのカンフーアクション、不思議の国のアリス、オズの魔法使い、哲学的なセリフ、そして仮想現実のSFワールド。パクリとかオマージュとか批判もあるけど、本家を上回ったらもうその作品のものなんだよね。
好きなシーンだらけなんだけど、特に好きなのが、ネオとトリニティが「Lot of guns」をもってビルに乗り込んで大暴れするシーン。攻撃的なベースのリフとマシンガンの銃撃音がハーモニーとなってアドレナリン全開にしてくれる。銃弾がコンクリートを削り取る演出は、攻殻機動隊のアイデアだが、実写でとんでもないレベルまでスケールアップしてほんとすごい。
Matrixの住人はマシンの奴隷だが、かく言う自分も自己家畜化して社会に隷属しているようなもの。選択しているつもりでが選択させられている可能性は否定できない。Matrixに飼われている人間より幸せなのか自信がない。ひょっとしたらMatrixはバージョンアップするごとに経済格差が縮小してより幸福度が高い世界になっているかもしれない。中国的管理社会に進化してる可能性が高いけどね。
嫌なことがあると、「There is no spoon」とおまじないのように呟いていたことを思い出した。魔法の言葉だから忘れないようにしないと。
SFが苦手でも面白かった。
『マトリックス』鑑賞。
*主演*
キアヌ・リーブス
*感想*
「マトリックス」の新作が公開されるので、1から鑑賞。マトリックスの作品は知っていますが、一度も見たことがなかったので拝見しました。
SF映画は作品によって、個人的に好き嫌いに分かれるジャンルですが、こちらのマトリックスは好きです!
最初はなかなか世界観に入り込めなかったのですが、見始めると、じわじわとマトリックス世界にどっぷりと浸かってしまいましたね~
今生きているこの現実世界は、作られていた世界というのが、なかなかぶっ飛んでるし、アクションシーンは、俊敏に動いて迫力ありました。
音楽もスタイリッシュですし、カンフーを織り交ぜつつ、ガンアクションもカッコいいですし、キアヌがとにかくイケメン。あのイナバウアーは何度見ても素晴らしい!
あのエージェントしつこかったなぁ~w
平凡なハッカーのネオが次第に救世主らしさに成長していく過程が面白かったです。(^^)
続編も観ます!\(^^)/
あれっ?
公開20年過ぎている
これが公開された当時って、GAFA席巻前でサイバー犯罪条約もまだこれの数年後。そんな当時このシナリオと考えるとぞっとしないだろうか。構想はさらに前になるし先見性その点においては当時もずいぶん賞賛されていた。
今公開20年過ぎているわけだが、理屈として修正が必要な点がない気がする。もちろん視覚的にこんなことにはならないが、現在のディープラーニングや仮想現実の仮説として見る事ができてしまう。これ以前にも仮想現実を扱った作品はあるが、ゲーム世界へ、というのがわりと多い。
ここまで言ってあれだが、これ個人的にそこまで好きな作品ではない。ぶっちゃけ、楽しむだけならトンデモ仮想現実のトータルリコールのほう好き笑
続編も観たが1がマックスだった印象がある。ついでなので続編ももう一度観てみたら印象変わるだろうか。さらに新作はどうなんだろう。
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