「【”心を解き放て!” かつてないVFXで『映画革命』を起こした近未来SFアクション大作。キアヌ・リーブスがアクション俳優として、新たな一歩を踏み出した記念碑的作品でもある。】」マトリックス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”心を解き放て!” かつてないVFXで『映画革命』を起こした近未来SFアクション大作。キアヌ・リーブスがアクション俳優として、新たな一歩を踏み出した記念碑的作品でもある。】
ー内容は、人口に膾炙していると思われるので、割愛。だが、今作の斬新な世界観には、当時度肝を抜かれた作品。ー
■何度見ても、興奮するアクションシーン
1.前半パート
ネオ(キアヌ・リーブス)が、モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)にAIが作り出した仮想世界での生活を選ぶか、現実世界を選ぶか・・。、の選択を迫られ、赤いカプセルを飲んだ後、様々な訓練を行う訳であるが、
その訓練の中の、柔術、カンフー訓練シーン。
近未来SFの世界感から、ブルース・リーのカンフー映画の世界に一気に持って行かれるシーン。VFXでのアクションシーンは、2020年に鑑賞するとやや類型的に見えるが、当時はショックを受けたものである。
- そして、この経験がキアヌ・リーブスのこのシリーズに続いての大ヒット作になった『ジョン・ウィック』シリーズで披露される”ガン・フー”技の切っ掛けになるのである・・。という事を勝手に思っている。ー
2.後半パート
エージェント達に捕らわれたモーフィアスを助け出すために、ネオとトリニティー(キャリー=アン・モス)達がモーフィアスの”ネブカデネザル・ホバークラフト船”を離れ、仮想現実世界に危険を冒して乗り込んでいくシーン。
ネオとトリニティーが黒いコートを着て向き合う所に”大量の武器”が現れるシーン。
そして、激烈な銃撃シーン(勿論、ネオが反り返って銃弾を交わすシーンである。)と、ホバークラフト船に戻ったトリニティーが、ネオに対して行った”行為”により、”救世主”として覚醒したネオが、エージェント達が撃つ銃弾を宙でストップさせるシーン。
- このシーンは、”アドレナリンが大放出される” 白眉のシーンである。-
<AIが作り出した仮想現実の世界で暮らすことを拒否し、現実世界の中で人間として生きようとAIと闘う戦士たちの姿を、
”かつてないVFXを駆使して、描き出し近未来SFアクション大作。(この言葉は、当時の資料から引用しています・・)>
<1999年 劇場にて鑑賞 鑑賞記録なし・・。私も、若かったしね・・。>
<2019年9月 4DX版が上映され、劇場にて鑑賞>
<2020年1月1日 別媒体にて再度鑑賞>
■蛇足
1.あの印象的なサングラスは、日本の鯖江市の眼鏡会社の製作である事は、余りにも有名である。(けれど、私は持ってない・・。)
2.公開当時、今作品の監督・脚本・製作総指揮はウォシャウスキー兄弟となっていたが、今はウォシャウスキー姉妹となっているんだよねえ。ちょっと、素敵です。