「マックスのマッドが伝説になった時」マッドマックス2 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
マックスのマッドが伝説になった時
オーストラリア発傑作アクション、1981年のシリーズ第2作目。
「~怒りのデス・ロード」を前に、シリーズ見直し。
文明が荒廃した世界。荒野をさすらうマックスは、石油を巡る争いに巻き込まれる…。
一応冒頭で説明はあるが、空白の期間に何があったの!?…と思うくらい様変わり。
言わずと知れた「北斗の拳」の元ネタ。設定、世界観、ビジュアル…いかに影響受けているかが分かる。
製作費は前作の10倍。前作を10本作れる予算を今作一本に丸々注ぎ込んだだけあって、スケールもアクションもパワーアップ!
クライマックスのカーチェイスは何度見てもワクワク!ワクワク!
前作はあまり近未来感が感じられなかったのがご愛嬌だが(笑)、今回はオーストラリアの広大な荒野のロケが終末世界を感じさせるに一役買っている。
マックスのキャラも何処か哀しみを秘めた寡黙な男に。
終末世界を一人生き抜くダーティな孤高のアウトロー像を確立させた。
「2」と言ったらやっぱり、奇抜な格好の愛すべき(?)悪役たち!
モヒカン頭のウェズくんやホッケー選手風のザコキャラたちもインパクト充分だが、極めつけは、ムキムキマッチョのジェイソン…じゃなくてホッケーマスクのボス、ヒューマンガス!
今見ても強烈なのだから、当時は衝撃的だったに違いない。だって、HENTAIにしか見えないッッッ!(笑)
「~怒りのデス・ロード」に最も世界観が近いので、今作だけでも要チェック!
低予算ならではの面白さがある「1」もいいが、やはりシリーズでは「2」が一番好き。
「マッドマックス」が「マッドマックス」である名作!
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