「マッドな世界の始まりを見た」マッドマックス スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
マッドな世界の始まりを見た
予想以上にシンプル。
ただシンプルが故に、伝わってくるものは相当なものがありましたね。
当時のことはよく知りませんが、おそらく相当な低予算のオーストラリア映画だったのでしょう。
しかし少ない予算の中でも、何とかしてやろうと言う気概は随所に感じられましたし、カーアクションの迫力は圧巻の一言。
良くも悪くも今の時代では考えられない撮影シーンの数々でしたね。
噂ではスタントマンで死人も出たんだとか?
そのぐらい痛そう、ありえなさ過ぎてただただビックリ、この映画に懸ける思い、熱さがとにかく半端じゃない作品でした。
この古さが良い意味でたまらないって感じですね。
まあでも全体的に荒削りすぎて、悪い意味でも古さを感じてしまった部分はありましたし、正直これが名作と言われているのか、中盤までは少々疑問に思った部分もありました。
マックスのキャラもまだ定まってない感じでしたしね・・・しかしこの手作り感、手探り感が、終わってみればツボでもあるような不思議な感覚に陥った映画でもありましたね。
それにしても荒廃した社会における敵キャラのイカレっぷりが凄い、マックスとの壮絶なバトル、エグイ復讐劇は見応え十分でした。
メル・ギブソンが若くてイケメンだったのと、マックスのインターセプターV8のカッコ良さも物凄く印象深かったです。
これがあって、伝説の2が作られた訳なんですねぇ。
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