「マックスのマッドが目覚めた時」マッドマックス 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
マックスのマッドが目覚めた時
監督ジョージ・ミラーと主演メル・ギブソンの名を一躍世界に知らしめ、後の作品に多大な影響を与えた、オーストラリア発傑作アクション。1979年のシリーズ第1作目。
「~怒りのデス・ロード」を前に、シリーズを久し振りに見直し。
「~怒りのデス・ロード」は約30年振りの新作だが、自身もシリーズを見るのは気付けば十数年振り。
昔何度か見た事あるが、細かい箇所など結構忘れていた。
第1作目のストーリーは実にシンプル。
近未来。イカれた暴走族に友人と家族を殺された警官マックスの怒りの復讐!
改めて見ると、粗い点やツッコミ所も目立つ。
近未来なのに、近未来感が全く無いのはご愛嬌。(唯一感じられるのはマックスの乗る“V8インターセプター”くらいか)
ストーリーはこぢんまりとしてるし、登場人物も少ない。
低予算とそれ故の苦労は否めないが、払拭する面白さの方が何倍もある。
直接的な描写は多少抑えられているが、各所各所のバイオレンスはインパクトあり。
マックスというキャラを知るに充分だし、何よりカーアクション!
キレは良く、カメラワークもかっこいい。
限られた予算の中でも、いいものを見せよう!…という作り手の意気込みが伝わってくる。
当たり前だけど、メル・ギブソンが若い!
族のリーダー、トーカッター役のヒュー・キース・バーンは怪演。「~怒りのデス・ロード」で別役でシリーズ復帰するそうで、新たな怪演も楽しみ。
マックスのマッドはここから目覚めた!
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