「【TOHO系「午前10時の映画祭」】大画面で再びWhen you look up the sky, remenber Nightrider.」マッドマックス LukeRacewalkerさんの映画レビュー(感想・評価)
【TOHO系「午前10時の映画祭」】大画面で再びWhen you look up the sky, remenber Nightrider.
※突然、時期違いの評価投稿をお赦しください。映画ドットコムへの投稿を始めたばかりの時、取り急ぎそれまで観た多数の作品の「☆評価」のみを同一日付で片っ端から付けていたので、おかしな「鑑賞日」になっていました。これを見直し、実際に鑑賞した日付と場所を確認したうえで、可能な限り感想を付記します。
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大学生時代、オートバイに乗っていた仲間や先輩たちと観に行き、その後もVHSで何度も観返したソウルフードならぬソウルムービー。
メル・ギブスンの出世作となった「超低予算インディーズ・アクション」だったが、それ、本当に危ないだろうと手に汗を握るハイスピードでのカーチェイス(バイクチェイス)やド派手なクラッシュシーン、後々「マックス・ターン」と呼ばれるようになった芸当や、リッターマシンでウィーリーあるいは後輪をパワースライドしながら発進するクレイジーぶりは、どれもそれまでに見たことのないもので、度肝を抜かれた。
そして、出てくる日本製のバイク(特にグースの乗るKawasaki KZ1000は憧れの的)のカフェレーサー風カスタマイズや、異様なライディングスーツ、ブーツ、ヘルメットのアレンジに痺れていた。
中でも「PERSUITE」(追跡)「INTERCEPT」(迎撃)なんてでかでかと書いてあるそれぞれ専用の警察車両があるなんて設定は最高だった。
いまだに『マッドマックス』シリーズは続いているようだが、いつから砂漠を駆け巡るバギーと装甲車が部族争いしているようなSFファンタジー設定になってしまったのだろうか?
『マッドマックス』の良さは、舞台がオーストラリア(らしき)田舎街でのギリギリ同時代を感じさせる近未来であり、異世界感と現代感が綯い交ぜになっていたところなのに。
・・・・と、ノスタルジーに浸っていたのでありました。
