「B級の熱気が頂点に」マッドマックス 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
B級の熱気が頂点に
昔観たかどうかも忘れたくらい何十年ぶりで観たら色々感じました。
先ずは、低予算丸出しの殺風景で芸のない撮影地、わざとらしいカット割りと、大げさでダサい音楽の入れ方、ひねりのないバレバレのストーリー、全てがB級の頂点です。
かつてのマカロニウエスタンや香港カンフーの絶頂期を思わせる熱気を感じます。
ただ、よく観るとカーアクションシーンは意外に短く、むしろそこに至る伏線をじっくり見せるところが、最近の始めから最後まで馬鹿みたいにカーチェイスが続くおバカ映画より断然サスペンスフルです。
ガサツでダサくて安っぽいのに、アクションの原点、原石的な作品です
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