「1時に鐘が鳴る、鳴る、鳴る」マカロニ talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
1時に鐘が鳴る、鳴る、鳴る
すごく良かった。マストロヤンニの真面目なおかしさ、ハンサムゆえに余計笑える。神経質でいかにものアメリカ人・ビジネスマンのボブ(ジャック・レモン、最高)、不信感丸出し、嫌々、だんだん、ジワジワ、ピョンピョン、ルンルン、そしてしみじみとナポリに馴染みアントニオと彼の周囲を愛しく思っていく変化が素晴らしい。芸達者二人の会話と演技に魅入られました。
アントニオの周りの人間全員が知っているアメリカ人のボブ!お腹が痛くなるほど笑えた。あの大量の手紙!40年間ついこの間まで書き続けマリアに送られた手紙はどんな事実より真実で、家族への愛とボブへの思いと友情に溢れている。その「書く」行為は40年前の若かった頃を忘れないため、これからさらに生きるためだったのだと思う。
いい映画だった。見て良かった。
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