「介護問題が大きかったし、白血病の問題もさらりと絡めた良作」マイ・ルーム kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
介護問題が大きかったし、白血病の問題もさらりと絡めた良作
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オハイオ。息子のハンク(ディカプリオ)は家に火をつけたりと反抗期で、施設に入れられセラピーにも通っていた。実家のほうではクリニックに通うダイアン・キートン。ウォーリー医師はロバート・デ・ニーロという豪勢な配役だ。しかも彼の弟と二役やっていたようにも思ったけど違っていた。。(ダン・ヘダヤ)
2人とも一流女優の姉妹が20年ぶりの対面。それだけで絵になる。父親マーヴィン(ヒューム・クローニン)と孫たちの対面での演技もそれぞれが自然の演技で素晴らしい。
徐々にベッシーに対して心を打ち解けはじめたハンクと、姉と和解し始めたリー。最初はハンクだってドナー検査を拒んでいたけど、「人に優しくするのは損得感情があってこそだ」とクール過ぎる考え方だったから。
海岸のドライブやディズニーランドへの家族旅行。『ラブ・バッグ』の映像。グーフィ。印象に残るシーンも満載。やがてドナーの検査は誰も適合しないことがわかり、帰る支度を始めたリー。この微妙な心理描写がいいですね~姉のベッシーがもう長くないことを悟って、親の介護をしなければならない重圧から逃げたくなる気持ち。わかっていたのか、ハンクに咎められて、ハタと気づくリー。父の部屋で光を鏡で照らす様子がファンタジックでさえあった。伯母役のグウェン・バートンも脇ながらいい演技だった。
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