「永遠のマイベスト」マイ・フレンド・フォーエバー ジャーニーさんの映画レビュー(感想・評価)
永遠のマイベスト
当時観て泣いたの泣かなかったのって…号泣。
で、最近急激にまた観たくなった。
誰に聞かれても、この作品をベストムービーに挙げるほど感動したはずなのに、出てる俳優さん達については知ろうとしなかった。
いつの間にか、レンフロは亡くなっていた(残念…)し、ボヘミアン・ラプソディを観た時も、あのデクスターがマゼロだったとは!
よく見ると、色白で目元も面影はたっぷりだったが。
大人っぽいレンフロの後ろからひょっこり顔を出す色白童顔デクスターがなんとも可愛いのである。
数十年ぶりに観賞。
最近こういう作品は減ってるなぁ、と。
髪型とか服装とか古さは感じるが、雰囲気がなんだかいい。
クラスの不良グループも割と素直で、根っからの悪じゃない。
デクスターもエリックも自分ちの庭で子どもらしい遊び。泥遊び、火遊び?(笑)
今はこんな遊びもなかなか出来ないかもしれない。
凸凹コンビはマイフレンド・マイメモリーと同じなんだけど、性格は全く違う。
子どもと少年が混ざり合う年頃のエリック。
デクスターの病気を気遣いながらも、過保護になりがちな扱いとは真逆で乱暴なところもあり、見てる方はハラハラさせられっぱなし。
ショッピングカートで坂道を爆走するシーン、デクスターママが見たら卒倒するわ。
お菓子を山ほど買い込んで(人のお金で)、実験の比較と称して自分も食べるエリック。なかなかの知能犯。猫が可愛い。パフェに目を輝かせるエリック、相当な甘党らしい。
1日でも長く生きて一緒にいたかったはずのママ。
親友とはいえ無謀な冒険に連れ出され、挙句危険な目にも遭わされる。
しかしエリックを一言も責めることはなかったデクスターママ。
病室でも悪ガキは健在。
隙あらばオオカミ少年ごっこばかりで、周囲は呆れている。
そして突然訪れる別れ。
号泣するのは当然だが、それだけではないところがいい。
毒親に2つ約束させるシーンは泣けた。
25セントにもまた泣けた。
当時AIDSはとにかく恐ろしい病気とされていて、AIDS=死、だった。
今だったら…「治療法」を見つけられなくてごめんなさいなんてエリックに言わせなくて済んだだろうな。
しかし、原題と邦題がここまで違うとは。
タイトルって難しいね。