「You really got me」ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
You really got me
子供時代は、姉のフルートが褒められていてジャッキーのチェロはイマイチ。姉に追いつくためにずっと運指練習をする姿が健気で良かったのに、すぐに逆転しちゃいました。子供時代だけのストーリーでもよかったような気さえする。
大人になってから、まずヒラリーの視点。ジャッキーのわがままな点が鼻につく。特にエミリー・ワトソンの演技が過激すぎるほど上手いので見事なまでに嫌いになってしまう。それでも隠れてコソコソやられるよりはココまで大胆に正直にやられると、共感しないまでも、まだマシなのかもしれない。とりあえずヒラリーかキーファに感情移入してみると、夫を’貸した’姉ヒラリーがとても可哀想に思えて複雑な思いにかられてしまうのだ。
次にジャッキーの視点。チェロ以外に何も取り得がないと言われることにショックを受けるジャッキー。ここでも彼女の演技は光り、多汗症であることが見事に伝わり、匂ってくるのではと思えるほどだ。ただし、病んでしまってからは映像効果が優れ、演技はぼちぼち。
演奏を途中で止めるシーンが多かったけど、これはどこまでほんとうなのかな?ダニーとの演奏で、途中「You really got me」に変わるところが最高。
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