劇場公開日 1992年8月29日

「【若きイーサン・ホークの美青年の佇まいに魅入られる。ジャック・ロンドンの「白い牙」を基に映画化した作品。原作と映画の違いも堪能したい。】」ホワイト・ファング NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【若きイーサン・ホークの美青年の佇まいに魅入られる。ジャック・ロンドンの「白い牙」を基に映画化した作品。原作と映画の違いも堪能したい。】

2020年1月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

 イーサン・ホーク、当時22歳。

 故、リヴァー・フェニックスと並ぶハリウッド人気若手スターと呼ばれていたなあ。本当に美青年である。
(が、観ているこちらも、同じくらい若くて知的な美青年だったので、当時は余り気付かず・・。すいません・・。)

 今作が、原作から大きく変更されている部分は、イーサン・ホーク演じるジャック・コンロイの存在である。(観賞中は、コンロイ=ジャック・ロンドンじゃないか・・と思ったものである。)

 コンロイは母と死別し、父の手紙に書いてある鉱山に金を求めてやってくる若者だし、子犬のホワイト・ファングも母犬と死別したばかり。

 この映画はホワイト・ファングが傷つきながらも、逞しく成長していく姿と、ジャック・コンロイの成長も描いている二重のビルドゥングス・ロマンにもなっている。

<ジャック・ロンドンの「白い牙」のラストと今作「ホワイト・ファング」のラストとどちらに軍配を上げるかは人によって違うかなあ、と思った作品>

<1992年8月(日にちは失念) 劇場にて鑑賞>

NOBU