劇場公開日 1988年8月13日

「ストーリーが一貫性に欠ける」九龍の眼 バラージさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ストーリーが一貫性に欠ける

2025年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

『ポリス・ストーリー 香港国際警察』の続編というかパート2だが、劇場公開時にはなぜか『九龍の眼(クーロンズ・アイ)』という全く関係ない邦題で公開された。ただ僕は当時映画誌などを全く読んでなかったにも関わらず『ポリス・ストーリー』のパート2だと知っていた記憶があるので、あるいは上映が始まる前にパンフレットを買って読んでいたのかもしれない。それとも映画が始まって原題が表示された時に気づいたのかな? その後のVHS化、低価格再発売VHS化の際にもそのままの邦題だったが、『ポリス・ストーリー3』の公開およびVHS化の前後に『ポリス・ストーリー2 九龍の眼』に改題された低価格再発売VHSが発売されて現在に至っている。てか映画を観ても「九龍の眼」ってほとんど意味ない適当邦題だし。

ストーリーが混乱気味の作品で、前半は前作で逮捕された悪ボスが病気で余命短いために釈放され、主人公への復讐のために嫌がらせをするという話なんだが、なぜか途中から企業を脅迫する爆弾魔が現れ、前作の悪ボスはフェードアウトして爆弾魔との戦いになってしまう。どうも当初は前作の悪ボスと手下たちが再び敵となる話だったようだが、ラッシュを観て前作と代わり映えしないストーリーの弱さを危惧したジャッキーが脚本を改稿させて大幅に撮り直しをしたらしく、おかげで前作のブリジット・リンに代わるヒロイン役として出演していたエミリー・チュウの出番が全カットされてしまったらしい。こんな中途半端で支離滅裂なストーリーになるくらいなら、エミリーヒロインバージョンを見せてほしかったよ。良かったのは最後の敵となるアパアパ言ってる凄腕の聴覚障害者役の俳優のアクションが凄かったことぐらいでした。

バラージ