「自然美に魅せられた画家」炎の人ゴッホ everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
自然美に魅せられた画家
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序盤から明らかに発達障害という描写で、本人の自覚も周囲の理解も足らず、随分と苦労したのだろうと思います。親切にしてくれる人、自分の味方でいてくれる人が少なかった分、居場所も必然的に限られ、転々としたように見えました。
牧師の家系に生まれ、一時は自身も聖職者を目指した彼は、少なくとも発作の前までは、自然美の中に神が宿るのを見い出していたように感じました。決して穏やかではない筆使いから、そういう視点で鑑賞したことがなかったので、新しい発見でした。
どこかで見たなという風景が、絵画を基に再現されていて面白いです。作品の作成順も整理されます。
生前確実に売れたのは一作だけで、経済的には生涯弟に支えられていましたが、この時代に行けるものなら、全作品買い取ってあげたいくらいです…(^^)。
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