炎の大捜査線のレビュー・感想・評価
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ジミー・ザ・ダークサイド
公開前は他の映画との2本立てという映画館情報だったのに蓋を開けると本作は朝1回のみで後はずっともう1本の映画(何かは忘れた)の上映となっており、朝一かよぉと思ってたら1週間で本作は打ち切りとなってもう1本のみの単独上映になったので驚いた記憶がある。調べてみたら『ドラゴン特攻隊』のチュー・イェンピン監督作で、ああ、そういうことなのねと納得(この頃はインターネットなんて無かったから情報がすぐには出回らなかった)。ジャッキー、サモ、カーフェイ、アンディという豪華共演は、黒社会(ヤクザ)との揉め事を解決してもらった黒社会に顔の利くジミー・ウォングに借りを返すためだったのだ。
レンタルビデオで観たが、とにかく陳腐オブ・ザ陳腐のつまらない映画で、主演4人もやる気がないのか演技にまるで力が入ってない。特にジャッキーはアクションシーンでいつものジャッキーアクションを全くせず、凡庸極まりないありふれたアクションに終始してるのがありありとわかる。『ドラゴン特攻隊』のようなキテレツぶりも無い映画だから、良くも悪くも話のタネにもならないただのつまらない映画だ。なお主演に1番近いのはジャッキーではなくカーフェイである。
火燒島〜思い出のジャッキー映画〜
銃を使うジャッキー・チェンは見たくなかった。
潜入捜査、暗号名は“狐狩り”
キア(サモハン)は寄宿舎に入れられた息子に会うため脱獄、そしてすぐに逮捕。ハスラーのロン(ジャッキー・チェン)は八百長を断ったために恋人キキが刺されてしまい、手術代を稼ぐためにイカサマポーカーを行ったことで乱闘になり相手を刺してしまう・・・そして入獄。刺した相手は鬼影組の若頭(アンディ・ラウ)の弟であり、若頭もまた復讐のため囚人にロンを殺させようとするが失敗。自ら刑事を殴り、火焼島に入獄する。
当初のミステリー部分は一体どうなったんだ~?と、囚人達のそれぞれのしがらみが仲良くなることで解決していき、関係のない者たちが次々と殺されていく。レオン・カーフェイ、ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、アンディ・ラウそれぞれのアクションを楽しみながらも、ストーリー的には置いてけぼりを喰らってしまいました。ムショ内で最初の洗礼となるボクサーのリンとか、ヤクザの親分クイとかも仲良くなっていく。
さすがに終盤の展開は凄まじかったけど、囚人を利用するだけ利用するという黒幕の存在も明らかになるもののスッキリはしない。あー、殺されちゃうんだ~と驚くこと間違いなし。格闘シーンはあるけど、銃撃メインでカンフー映画じゃない。カンフースター勢揃いという点だけが見どころ。
観方を変えれば…。
最初に「主役はジャッキーじゃないんだ!主役はジャッキーじゃないんだ!」と自己暗示をかければ、
終盤まで戸惑うことはないと思いますが、どちらにしろ後味の良い映画ではないです。
ジャケット詐欺(?)みたいな感じで、みんなジャッキーに目が行くように広告されてます。
もちろんジャッキーとアンディ・ラウの決闘シーンは一見の価値あり!
終盤でサモ・ハン・キンポーを混ぜてのドンパチシーンが有るのですが、
そこに至るまでのほとんどが檻の中でのシーンのため非常に息苦しく感じます。
あと欠点を言うと、通常版DVDの画質が90年代の作品とは思えないほど荒いです。
(60,70年代の作品?)と初見はなると思います。
脱獄を計画した4人だったが…
ラストの銃撃戦で、サモハンとアンディラウ、そしてジャッキーの撃たれる姿がヤバかったです。
結局脱獄出来たのはレオンだけだったのがちょっと地味だなと思いました。
「ジャッキー死す!?」
この映画のキャッチコピーが「ジャッキー死す!?」と書いてある
「ゴジラVSデストロイヤー」でのキャッチコピーも「ゴジラ死す」と書いてあった。
まさか、ゴジラのようにジャッキーは死なないだろうと思ったが、死んでしまう。
サモハンも死ぬアンディラウも死ぬ。
なんか、スッキリしない後味の悪いジャッキー映画
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