ホット・ロックのレビュー・感想・評価
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1970年代の光景とスピード
小洒落な70年台作品。飛ぶ鳥の勢いのレッドフォード、活きの良い頃のイエーツ監督、クインシー・ジョーンズの音楽、これだけで作品が期待できる時代だったかな。レッドフォードの魅力満載だけど、能天気なオチも悪くない。
映画のテンポやスピード感はこの時代風で、CGのないリアルな映像がむしろ好ましく見える。
ニューヨークが世界一の都市を謳歌する時代。東側から観るパンナムビル、建築中のトレーディングセンター。はっとするヘリコプター撮影は、今なら難しいだろうけど、迫り来る摩天楼はやっぱり世界一感。
「アフガニスタン、バナナスタンド」
いやぁ~、これは面白い!
こんなクライム・コメディは、なかなか無い。
爆笑させられて、ちょっぴりハラハラさせられたりして、ロバート・レッドフォードの軽やかなフットワークに拍手したくなる楽しい映画だった。
物語は、ロバート・レッドフォードが刑務所から出所するところから始まる。
彼はドートマンダーという札付きのようで、出所時に係員から「説教を聞け」と言われつつ「どうせ、すぐに刑務所に戻って来るんだろう…」などと言われる常習犯のワルらしい。
……でも、ロバート・レッドフォードはカッコいい。
出所直後にワル仲間から「仕事」に誘われ、博物館に展示されていて警戒厳重な大物ダイヤモンドを盗む計画を立てるのだが……とクライムっぽい雰囲気なのだが、犯罪の手際が悪くて「ゆる~いクライム」という感じ(笑)
また、ヘリコプターを初めて操縦する場面は、最高の爆笑シーン(笑)
そんなシーンでも、ヘリコプターの飛ぶ近くに、建築中のワールド・トレード・センターが映るのは個人的に感慨深いものあり。
この映画、ロバート・レッドフォード主演作品と(学生時代から)知っていたが、当時の名画座では全く上映されず観る機会が無かった。
本作は、「映画を観て楽しみたい」とか「最近楽しいことが少ない」などという方にはオススメのクライム・コメディ映画。
捕まったら終身刑
ちょっとどんくさい泥棒
主人公(ロバート・レッドフォード)は泥棒で、出所早々、次の仕事が舞い込む。
博物館に展示されている宝石を盗むことで、4名で取り組むことに。
計画は成功したかに見えたが・・・。
メンバーがみんな少しづつ、どんくさいのが面白い。
抜群のどろぼうムービー
1972年の映画だから・・今の映画と比べてもしょうがないとは思うけ...
アフガニスタン・バナナスタンド
4人の仲間。展示されてるケースの錠前はなんとか開いたが、ショーケースの中に閉じ込められたり、なにかとドジが多い。かなり笑える。
まずは博物館、そしてアラン(ポール・サンド)を救出するため刑務所。で、アランは刑務所内に隠すのは危険だと思い、警察署最上階の留置所に隠したというのだ。ヘリを使って刑務所に侵入。またもや爆弾を使い陽動作戦だ。しかし、隠し場所には無かった・・・弁護士でもあるアランの父親が宝石を奪って銀行貸金庫に隠したのだ。そして次は銀行・・・
最後の必殺技は催眠術。「アフガニスタン・バナナスタンド」というわけのわからない言葉で銀行員に金庫を開けさせるという作戦。結局はアランの父親(ゼロ・モステル)が一番悪い奴だったような感じ。
コメディタッチの元祖オーシャンズ11
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