劇場公開日 1973年3月17日

「スコットとロゴの関係」ポセイドン・アドベンチャー(1972) 根岸 圭一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0スコットとロゴの関係

2024年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

客船が転覆したとき、何も行動せずただ助けを待っている人間と、一縷の望みにかけて脱出方法を探す人間とに分かれた。主人公の牧師スコットは後者の人間だ。その結果として、彼の後をついて行った人間の一部は助かった。どんな状況でも希望を捨てず、現状を打開できる方法を探す大切さを感じるシーンだった。

スコットと同じ脱出組のロゴは馬が合わず、互いに反目し合っている。しかし、スコットはロゴに対して当たりが強い反面、脱出メンバー全員の面倒を見る役目を与えている。実は一番能力を認めているからこそ、自然と求めるレベルも高くなり、それが態度のキツさに出ているところが面白いと感じた。

パニック映画として大作なのだろうけど、個人的にはあまり好きなタイプの映画ではないので☆3。

根岸 圭一