ポストマン(1997)のレビュー・感想・評価
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418位/443 2021.05.25現在
最後はスッキリ終われる
ポストマンになるところまでが、まず
長すぎて、「え?これから物語始まるの?」と思ってしまった。
ホルニストの残虐さがモヤモヤするけど、
最後はまぁまぁすっきり終われたかな。
あの少年がポストマンになるって言って、
そこから何人もポストマン増えてたところはおもしろかった。
最後、解散したのに
なぜか大人数集まって立ち向かうところ、
ちょっと端折ったのかな?笑
あのロープウェイみたいなのでほかの街に行って、そこで何があったんだ…ってかんじ。笑
サウンド・オブ・ミュージック
ホルニストという荒くれ者どもは各地を回って健康な男子を集めている。捕まった役者はケンカに負けて『サウンド・オブ・ミュージック』を観ていた。そしてシェイクスピアと呼ばれるようになった役者は集団から逃げ出すのだった。彼は郵便配達人の帽子を見つけ、失われた郵便配達のルートを復活しようと試みる。 ジョヴァンニ・リピシが早々と死んでしまった。
ある集落で新政府が出来たと出任せを言ったことでややこしくなる。ほんとは飯を食いたかっただけなのに(笑)。やがて嘘が徐々に本当になる過程・・・教え子のジョンが郵便配達の団体を作って数十人の人たちが・・・ってところは面白い。
終盤になって、結局は郵便配達軍とホルニスト軍の戦争になってしまう。途中まではよかったのになぁ・・・しかも3時間は長すぎる。ポストマンという設定にした理由は一体なぜなんだ。
かっこいい自分に一人酔ったコスナー
総合:45点
ストーリー: 45
キャスト: 50
演出: 30
ビジュアル: 65
音楽: 60
ケビン・コスナーは英雄が好きで自分もそうなりたくてたまらないのだろう。だが彼の好きな英雄像とは悪い意味でどうも昔のアメリカ的なもの。アメリカ万歳、我々が正義だ、そんな私たちをみんなで賞賛しよう。なんとなくこれを見ていてそんなことを感じてしまって、すごく彼らの価値観と距離をとってしまう。
演出もくさい。郵便を配達するために馬に乗ってあちこち駆け回る若者たち。一人の郵便配達人が、スローモーションである配達先の人に馬上から直接手紙を手渡す。手渡す瞬間の手と手がアップで撮影され、その瞬間にも音楽がそれを盛り上げる。
これって、こんなにまでして過剰に演出しなきゃいけないかっこいい場面かなあ。ただ郵便配達して手紙渡しているだけですよ。すいません、私はドン引きでした。
どうも原作の小説とはかなり違う物語になっているらしくて、たぶんコスナーは原作からかっこいい自分の役だけを演出して、それにただ酔っているだけのナルシストなんじゃないかな。そして一人で勝手に突っ走って、彼の後ろには誰もついてきていないことに気がつかない。その年の最低の映画を決めるゴールデンラズベリー賞の最低作品賞、最低監督賞、最低脚本賞、最低主演男優賞、最低オリジナル歌曲賞を独占して興行収入も惨敗みたいですが、それも納得です。この作品で私のコスナーへの評価もかなり下がりました。
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