ポカホンタスのレビュー・感想・評価
全16件を表示
現実もこうであれば
どんな話だったか全く忘れた状態で鑑賞。
こんな話だったっけ、
こんな話だったのか、ポカホンタス。
って、大人になって改めて見るとまた全然違った印象を受けた。
ポカホンタスが自然の中を悠々と進んでいく様。
水の音や自然の音が心地いい。
映画「アバター」の雰囲気も好きだから、こういうネイティブアメリカンの暮らし、自然と共に生きてる感、みたいなのが自分には癒しポイントなんだろな。
だけどロンドンからの入植者。ゴールドを求めて。嫌な予感。
アバターとかラストサムライとかこのポカホンタスとか、
「これがずっと続いて欲しいな」と思う世界が、外部のものによって壊れていく様子を見るのがほんとつらい。ぎゅっと、胸が詰まる。
やめてくれ〜ああ、こわい、くるなくるな、と思ってしまう。
とはいえ人間の歴史、おそらくほとんどはこういう「侵略」から始まってるんだろう。日本国内でだってそうやってずっと戦いの歴史があったわけだし。
人間の性なのか?そうやって新天地へ侵略しにいこうとするのは。
生きるためなのか?それとも単なる欲なのか?
理性では止められない、止まらない人間の欲。
そんな人間の欲、自分自身の欲も含め、わからなくてこわい。
ポカホンタス、美しかったな。
動作一つ一つが艶やかで美しかった。
そして村人の男たちもかっこよかったな、職人みたいで。
肉体美、動いてる男、って感じしたな。
ポカホンタスとジョンスミスの表情の表現が細かくて、
微妙な一瞬の表情までちゃんと描いてて。見入ってしまった。
あっという間に終わってしまったけど、見て良かったなという満足感がある。
最後見送る時に村人たちがたくさんのとうもろこしを持ってきたの、なんか切なさ。今作ではそんなに酷いむごい展開にはならず平和的に終わったけれども、事実はそうじゃない。実際も、ああやって平和的に終わっていればな。
どこの世界でも、欲望が強いものが残るのか?繁栄していくのか?
そうではないことを願ってる。
吹き替え版に本気なディズニーの嚆矢
思うに、ディズニーは、このころから、アニメ作品の日本語吹き替え版製作に、独自のアプローチで取り組んでいたのでしょう。
エンディングにクレジットされる吹き替え版担当(特に音楽)の豪華なメンバーに、ちょっと感心しました。まぁ、肝心の映画そのものの出来はアレでしたが。
400年前のロマン
ポカホンタスは実在の人物なんですね!史実が基となった物語のようですが、あまりに古くて史実も正確にはわからないようです(苦笑)。たまたま「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」の次に観ましたが、資源を略奪にきた主人公が未開の土地へ来て族長の娘と恋に落ちるという展開が前作と似ていて、ビックリしました。人間って基本的に、過去も未来も変わらないのかな…。
ディズニーの中でも大人のラブストーリー。 ポカホンタスとジョン・ス...
ディズニーの中でも大人のラブストーリー。
ポカホンタスとジョン・スミスの出逢いの描き方が神秘的だったり、自然の美しさの表現や描き方も素敵で映像に魅了されます。
風になびくポカホンタスはとても大人っぽくて素敵な女性に見えた。
人種を越えて恋に落ち、ハッピーエンドではないけれど、たとえ離れていたとしても永遠にお互いを愛するって素敵だなぁと思った。
こんなディズニーもいいなぁって思える素敵な作品でした。
後半に続編のレビューもあり
皆さんおっしゃる通り、本作のメインソング"Colors of the wind"の美しさに惹かれて見ました。
YouTubeか何かでこのシーンだけ見ましたが、歌詞とマッチして、CGなんて蹴散らすくらい丁寧な手描きのような風合いの演出。
「どんな物にも命が宿っている」という日本古来の考え方に近いので、日本人でこの歌が好きな人は多いのではないかな。
歌としては"just around the riverbend"『川の向こうで』の方も凄く好きで、ポカホンタスの前向きでチャレンジャーな性格を表すと共に、全体的に希望を感じさせる歌になっています。
ストーリーは恋愛ものなので期待してなかったんですが、思ってた以上に脚本が雑でした。映像と音楽に力入れたのかな。
実話ベース(仮)なだけにあまり脚色するわけにもいかず、でも映画だから盛り上がりもほしいし…とバランスを取るのが難しかったのだろうとは思いますが…
1995年にしては良い内容だったとは思います。ただ、やはり白人目線で白人が相当美化されてますね。
ポカホンタスも、最初は自由で強気でチャレンジャーな性格に描かれているのに、恋愛パートが始まると突然ナヨナヨし始めて、ちょっと違和感あるくらいキャラが変わるので驚きました。ポカホンタス自身の書記などが後世に残っていないため、人柄は実際には全くわからないらしいし、全体的に駆け足気味の展開だったので、そのせいもあるかも。
恋が芽生えた瞬間もあやふやで、まぁ現実でも恋愛ってそんなもんかもしれないけど、でも映画なんだからもう少しわかりやすくても良いんじゃないかなーと。アメリカ映画あるあるですけど。
ジョンがポカホンタスに(要約すると)「文明も自力で発展できない無知なお前らに俺達が施してやる」とかなり無礼な発言をしたのに、ポカホンタスが歌い終わったら急に仲良くなってて意味不明でした。何が起きた???
村の存続がかかってるのに、さっき会ったばかりの男をよくそこまで信用できるなーとか、ちょっと一緒に過ごしただけの女のためによくそこまでできるなーとか、先住民達もよくそんな簡単に納得するなーとか、ちょいちょい突っ込んでしまいました。
ちなみに続編では、略奪者の居残り組が平然と村を作って、先住民の近くに棲み着いてます。なんてこった。
そしてライバルのココタスの命、軽っ。「死んじゃった〜まぁいっか〜」程度に流された感じ。まぁ、ココタスはキャラクター性もそんなに掘り下げられてないし、当て馬扱いなのはわかるけど…
「愛が世界を救う」を地で行ってるというか、結局は村の長の娘ポカホンタスと、略奪者側の人気者ジョン・スミスの強い愛の力で両者の争いをおさめたと言いたいのでしょう。が、肝心の「強い愛を育てた」部分の描写が弱く、ただイチャイチャしてただけで突然皆が納得して引いてくれただけに見えてしまいます。ポカホンタスはちょっと頑張ったけど、それにしてもあれだけ酷いことをされたのにそんなすぐ許せる?
ジョン・スミスがただの軟派な都会者みたいに描かれており、ポカホンタスは恋愛パートでは完全に無知な少女。
序盤や最後にジョンに別れを告げる時など、端々にポカホンタスの自立心や意思の強さを見ることができるのに、何故か恋愛パートになると頭空っぽの夢見がちなお嬢ちゃんのような描写になってしまい、史実(仮)に近付けつつもポカホンタスとジョンの恋愛を「映画向けに」もっと華やかに味付けしたい、という製作陣の葛藤が見えるようです。
81分とそこそこ短いし、恐らく「先住民と略奪者が恋に落ちる」というセンセーショナルな設定を使いたかっただけだろうし、仕方ない部分もありますが、正直どう考えても戦争がこんな簡単に終わるわけねーだろと思ってしまうくらいアッサリ先住民が略奪者を許すし、ココタス殺した奴は謝罪もねーしで、何かなぁ。現代人には色々と納得のいかない気持ちの方が強い気がします。ちょっと一言くらいあっても良いだろうがよ…わかりあったからってよ…
ラストでポカホンタスがついて来て当然のような態度じゃなかったジョンと、ジョンについて行かなかったポカホンタスに関しては、あんなに大恋愛みたいな描き方をしていた割に潔い決別でちょっと驚きでしたが、好感が持てました。
ディズニーでは自分のいる場所から自由になりたいと言ってるプリンセスが多いなか、自分の土地を愛し、出て行きたくないプリンセス自体珍しいですもんね。
これも史実(仮)を元にしてるからあまり下手なことはできなかった、ということなんでしょうか。こういう潔いラストの作品も、もっと増やしてほしいけどなぁ。
ポカホンタスの友達のアライグマみたいなやつとハチドリが軽妙なやり取りで可愛さを所々に挟んでくれ、更に略奪者側の犬とアライグマ(仮)の喧嘩もポップで面白い。ここ以外は真面目なストーリーが続くので、製作陣にとってもありがたいキャラクターだったのでは。
この2匹も最後には仲良くなることで、先住民と略奪者もこのように互いを認め、仲良くやっていけるようになったと表現したかったのでしょう。
ただ、ぶっちゃけ教科書に載ってたあの(武装した侵略者に対して何故か先住民が喜んで贈り物を差し出してる)絵に相当こだわりがあるのか、ラストで去るジョン達に対し、先住民が美味いトウモロコシを大量にプレゼントしてくれたあのシーン、必要だったか?
だって先住民側は迷惑かけられただけで、ジョンの怪我も略奪者の内輪揉めのせいだよね。イギリス人が謝罪として贈り物するならまだしも、勝手に自分らの土地を荒らし回った挙げ句仲間を殺した略奪者に、先住民が皆で贈り物をする意味がわからない。和解自体不思議なのに、先住民が自発的に贈り物?何で??
ポカホンタスがジョンに個人的に土産を持たせるとか、イギリス人側も後日何か送り返すならまだしも、そんな描写なし。続編にもなし。
それどころか続編では、イギリスから来た奴をポカホンタスが助けたら「汚らわしい野蛮人」と手を振り払われる。
外交をしたいと言うイギリス人にポカホンタスが「行きます」と言うと、ポカホンタスが村の長の娘と知りながら「君なんかじゃ無理」。
イギリス側が土地を奪おうとしているにも関わらず、「イギリスから王が来るわけにいかない、お前が来い」と先住民の長に言う。等々。
本作のラストは綺麗に纏めたものの、結局「和解」ではなく完全に先住民ナメられエンドでしたね。
ちなみにしつこく「史実(仮)」と書いていたのは、ジョン・スミスは現実には、作物栽培が上手くいかず食料が足りなくなった時、それまで何度も白人に食料を援助してくれた先住民を人質に取り、脅して食料を奪っていたそうで、本作のようなポカホンタスの「美談」はほとんどジョン・スミスの作り話ではないかと言われています。知れば知るほどクソ野郎。
現実を見れば本作のような展開じゃないと逆におかしいし、むしろ美化されているのですが、何だか虚しい気持ちになりました。
流石にそろそろあの「先住民の贈り物イラスト」は、アメリカの教科書からも排除されたのではと思いますが、今は米俳優ジョン・ウェインの名前を空港から消すべきとの運動が起きているそう(彼の活躍を評して彼の名を冠した空港がアメリカにある)。
またジョンかよ。ジョンジョンジョンジョンうっせーな。
理由は、ジョン・ウェインの過去のインタビューから。「新しい土地を必要としている人間(白人)がいるのに、自己中心的な先住民が土地を明け渡さなかったから殺されただけ。サバイバルなんだから略奪するのは当然」だそうだ。
移民の皆さーん、アメリカに住みたければアメリカ人を殺して勝手に棲み着けば良いそうですよー。
ストーリーは単純明快なので子供にもわかりやすいとは思いますが、フィクションとはいえ先住民をナメすぎな感じがあり、あまりオススメはできません。
子供に見せるなら白人目線で美化されてることだけは伝えておきましょう。
フィクションなんだから…と思うかもしれませんが、これはアメリカの先住民を起用したアメリカの作品であり、今も搾取され続けている先住民の目にも当然とまります。それを考えると、どうしてもナメてんなーという感想しか浮かびません。
極少数派の抗議なんて屁でもない大手企業だからやれるんでしょう。
ディズニー映画自体は好きなのも多いし、もし今後作り直すことがあれば、もっとマシな内容にしてくれると信じます。ていうか「文化の盗用」がこれだけ話題になってる今こそ、『ポカホンタス』実写化のチャンスだったんではないの…?
もちろんちゃんとした史実に基づいた内容で。悲惨すぎるし物凄い白人disの内容になるけど。
"Black lives matter"の時も、今こそ『プリンセスと魔法のキス』実写化くるか!?と思いきや、よりにもよって中国政府協賛のもと『ムーラン』を実写化しちゃってアメリカでめちゃくちゃ叩かれてたし。
ディズニーってこういう波に乗るの下手くそ過ぎませんかね…波を作るのは上手くても、乗るのは難しいのかな。変わってますね。
本作に関しては、あくまでファンタジー、白人目線で飾りまくった白人の盲言ベースのフィクションで、「曲と映像が美しい」とだけ言っておきます。
続編はレビューページすらなかったので、こちらに続けて。
以下は『ポカホンタスⅡ イングランドへの旅立ち』のレビューです。
どちらもDisney+での鑑賞です。
いきなりジョン・ロルフとかいう新キャラ出てきて驚き、あと部族の戦士ウッディがめちゃくちゃ面白い。2の方がギャグ多め。
あと、あれだけ大恋愛みたいに描かれてたジョン・スミスが普通に振られてて笑った。
ジョンが2人いるのでひたすら画面がジョンジョンジョンジョンしてます。
最後は貴族のジョンがついてきます。が、冒険者ジョンは色んな場所を冒険してるからポカホンタスの故郷でも生きていけても、貴族ジョンは無理では…?
単にポカホンタスに惹かれてついてくるだけ。
冒険者ジョンは元々ポカホンタスの故郷で出逢ってるので、故郷のことも部族のことも、勿論イギリス人と先住民の争いのことも詳しく知ってるけど、貴族ジョンは……ほんとに大丈夫?
何か、あんな森で生きていけるポテンシャルなさそうな坊っちゃんなんですけど…
ちなみにこちらのジョン・ロルフ、こいつも実際には外交のためにポカホンタスと結婚し、ポカホンタスが病気を患い邪魔になったら捨てたがっていたという噂のクソ野郎。救いようがない。
次作る時はちゃんと調べて頼みますよ。本当に本当のことはわからなくても、少なくとも今わかってる情報だけでもこの映画みたいなロマンチックな内容にならないことだけは確かでしょ。頼みますよ。
それか「実話ベース」と言わず、「ポカホンタス」という名前も使わず、どっかの先住民とどっかの白人のフィクションと宣伝すれば良かったのに。
実話ベースと紹介されてたのに、調べてみると全くもってポカホンタスは大恋愛などしておらず、白人の「道具」でしかなく、先住民も搾取され迫害されただけで、何も幸せな話じゃない。萎えるな〜こんな美化されたドフィクション。
ただ作品としてだけ見るならば、ポカホンタスの惚れっぽさには驚きましたが、全体的には面白かったです。
人に流されて意見がコロコロ変わるアホな王に、「女がァ〜?」と言われるたび女王が眉を顰めるのが何とも言えない。
白人のように白粉を塗られたポカホンタスが「無理して飾らず、自分は自分で良いんだ」と気付くシーンがメインなんでしょうが、後は完全にご都合主義。考えるの面倒臭くなったのかなと思うほど。
2013年の作品だけど、まだ「ただひたすら耐えて待つだけのプリンセス」から「冒険するプリンセス」に移行中で、試行錯誤段階の作品だったのか?
2013年でまだ「女がァ?」とか言ってたのがそもそも驚き。
1よりテンポも良く面白かったですが、あまりパッとするシーンもなかったように感じました。
とにかくウッディが面白いとしか…ウッディと動物達がいなければ、最後まで見てなかったかも。
久々に観たがカラーオブウィンドの美しさはいつ観ても変わらない。内容...
久々に観たがカラーオブウィンドの美しさはいつ観ても変わらない。内容はあまりない感じがするが、ミーコやハチドリが可愛い!先住民と開拓者との自然と発展との抗争を描いている作品。
男のためのプリンセス映画???
本作は、当時の女の子に受けたのかな?
まるで、男のための「プリンセスもの」のように見えた。
(メル・ギブソンが声をやっているからか笑???)
最近のプリンセスもののパターンは、何かに束縛されたプリンセスが解放されるお話。
・・・がしかし、この映画、解放されているのは、むしろジョン・スミスのほうじゃね?と思った。
映画の序盤は、「外の世界へ出たいポカホンタス」が演出されるのだが、途中からその辺の設定がどうでも良くなってきて、中盤以降は、「クソ俗な社会から出たいジョン・スミス」の方が演出が濃い気がした。
劇中、ポカホンタスはジョン・スミスに対して、
「俗社会、既成概念にがんじがらめにされているのはむしろあんただぜ、ジョン・スミス。」と言わんばかりのミュージカル説教(笑)しますし・・・(笑)
「男は冒険を求めているんだ!」というメッセージがむしろ濃い気がする。
だって、ポカホンタスがすげー自由なんだもの。
この映画は、彼女を束縛するもの、の描写が弱い・・・というか、元々が自由なインディアンには合わないよね、その設定。
これ別に貶してるわけじゃなくて、インディアンの楽園であるアメリカ大陸の描写が美しいってだけの話。映画はとっても面白いです。
先住民族
ポカホンタスとであった冒険家ジョン・スミスはたちまち恋に落ちる。先住民族とイギリス人は均衡を保っていたが、2人が逢引する現場を目撃したポカホンタスの許婚が襲い、イギリス人のトーマスが撃ち殺してしまう。スミスは責任を取って自ら殺したと言って部族に捕らえられる。殺されそうになるがポカホンタスがかばうことになって・・・それでもイギリス人の非道さは、ここがチャンスだとばかりに攻撃開始。スミスが傷ついて本国に送り返されることになった。
なんともベタな展開。ハチドリやアライグマを楽しいキャラに設定して、子供にわかりやすいような展開である。結局、スミスを見送るだけで終わってしまうポカホンタス。こういう選択をしたのは理解できるのだろうか。
カラー・オブ・ザ・ウィンドだけでも見る価値はあり
美しいアニメに音楽、ディズニーらしい作品。
続編の2のストーリーは賛否が分かれると思うが個人的には面白かった。
1のキャラが好きな人にはオススメ出来ないが…
私は好き
ポカホンタスはあだ名だとか、当時は10歳そこらだったとか色々あるけど……
でもディズニーのポカホンタスだから…!ね…!
最初は喧嘩ばっかしてたワンコ(名前なんだっけ)とミーコが最後は仲良くなって一緒に暮らすところとか、別れ際に涙を浮かべても流しはしないポカホンタスがすごく好き。
結ばれない最後にぎゅうっときちゃう。
戦う直前にポカホンタスとお父さんのやり取りも好き。歌もすき!color of the windがすき!
ポカホンタス
ココアムのひとり負けだろ。かわいそう。
カラフルな葉っぱが風に舞ってる演出いいと思う。曲もいいね。スミスが捕まってポカホンタスが出会わなければよかった。って言った後の「明日死んだ方がいい。君を知らずに生きるなら」がイケメンすぎる。
あと金見つかんなかったわりにはすんなり帰ってるなーって印象でした。
すこしセンシティブなディズニー
アナと雪の女王が盛り上がっているので、なつかしのディズニーを一つ鑑賞。
アバター、でした。
いや、どちらかというとアバターは地球の歴史なんだなあという感じでしょうか。
私欲のために、未開の地に踏み入るイギリス人と、荒らされたネイティブアメリカンの闘い、には至らず、スミスとポカホンタスは結ばれる、けれどもそれぞれの地に戻っていく、というお話。
音楽は確かにそこそこ良かったし、平和主義でハッピーエンド、いや、ややバットエンド?な、まあそれでもいつものディズニーです。
神経質な問題を無視すれば綺麗な話だし、その辺の裏腹なところがちょっと興味深い。
まあでも80分だし、表面だけうまく書ききった、という感じです。
大好き!
ディズニーの中でも上位に入る、大好きな作品。
改めて見ても好き。
ディズニーには女性が主人公なものがいくつかあるけれど、プリンセスなだけの人には魅力を感じない。
自分の力で道を見つけて、立ち向かっていく、葛藤の中でも前に進んでいく人が好き。
ポカホンタスはその代表だなと思う。
絵も、歌も、素晴らしい。
新たな試みではある
小学生のときビデオを買ってもらって見た映画。
ハッピーエンディングじゃないところが大人っぽいディズニーな感じがして当時はけっこう気に入って何度も見ていた。
白人のお姫様物語ばかりを描いてきたディズニーにとっては新たな挑戦であったに違いない。しかも描くのはネイティブアメリカン。原住民の暮らしぶりや環境の場面はより雰囲気が伝わってきた。映像も当時のものとしては綺麗な方ではないだろうか。
自由で活発、親の求める結婚に違和感を覚え、自分の道を模索する主人公に憧れに近い気持ちを持ったのを今でも覚えている。「川の向こうに」も未来への希望が満ちていて好きだった。
この作品の背景、調べるとけっこう複雑な事情がある。
この映画は実際にはネイティブアメリカンからは批判を受けたそうだ。小学生のときは何てよく描いているのだろうと感心していたが、大人の今ではその批判もよくわかる。
やはり根底にあるのは白人至上主義で、それが成立して初めてネイティブアメリカンへの敬意を乗っけたという感じ。そういう歴史的な背景への配慮は難しいんだと学ばせてくれた一本。
皆に受け入れられるとは思えないが、ディズニー好きの人なら見てもらいたい。
歴史的事実を考えると難しい物語展開
総合:60点
ストーリー: 60
キャスト: 65
演出: 55
ビジュアル: 70
音楽: 60
現代の思想を反映してか白人側の一方的な見解による物語にはなっていないのは評価できる。どちらの側にも言い分があるし両方の言い分を紹介し白人側を自ら侵略者と言わせたのは立派。
だが歴史的事実として白人がネイティブ・アメリカンの地を侵略し殺しをしている。そのため両者の関係を一方的にならないように美談に収めるのは困難であり、ちょっと無理にまとめたという感じを受ける。
それとアニメでミュージカルという形をとっているのだが、個人的にあまりミュージカルが好きではないのも相まってあまり良いとは思わなかった。特別その場面がいいとか音楽がいいというのもなかったと思う。
全16件を表示