暴走機関車のレビュー・感想・評価
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黒澤明監督の演出で観たかった‼️
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 アラスカを舞台に、二人の脱獄犯が雪原を走る列車に潜り込むが、機関士が転落して暴走が始まる・・・‼️序盤は脱獄サスペンス、中盤からは列車による雪中暴走‼️ジョン・ヴォイトとエリック・ロバーツの二人の脱獄犯と、女乗務員レベッカ・デモーネイ、二人をヘリコプターで追う刑務所長ジョン・P・ライアンの凄まじいぶつかり合いをスリリングに、ダイナミックに描いた快作です‼️かなり迫力ありますね‼️物語の軸はしっかりしてるし、映像がロシア映画的なのも、原案がわが敬愛する黒澤明監督だからでしょう‼️出来れば黒澤明監督の演出の下、今作を鑑賞したかった・・・‼️
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 原案:黒澤明
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  3年間の監禁独房に抗議したマニー(ヴォイト)は裁判で勝訴する。刑務所内ではマニーの勝訴に大騒ぎだが、所長に対しては未だ挑戦的なマニー。「また脱獄してみろ」と言われるが一般監房へ移される。しかし早速ボクシング観戦中に刺されてしまう。
 乗っている人間は脱獄囚2人と女性鉄道員の3人だけ。止める手段は絶たれたと思われ、ランケン所長がヘリから列車に飛び降りる。囚人2人の葛藤や死を目の前にした狂気とも思える心理状況を見事な演技で訴えてくる。所長との対決だけを望んでいたマニーと死ぬのを恐れる2人もなかなかだ。
 停止ボタンがあるのなら、最初から教えてやれよとつっこみたくもなるが、マニーとランケンの乗った車両だけが雪の中を突き進む静かなラストが印象的。「俺は自由だ」と悲痛な叫び声をあげるマニーの心は、死をもってしか自由を勝ち取れない悲しみの声にも聞こえ、囚人が社会に受け入れられないといった伏線にも繋がってくる。
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