ヘル・レイザーのレビュー・感想・評価
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『ベルセルク』の元ネタ
エロスとタナトスの究極的欲望に魅入られた男と女が異形の超越的存在…というかほぼバケモノによって裁きを受けるというかなり単純な因果応報系ホラーだった。
異形のバケモノたちは「我々は悪魔でもあり天使でもある」と言っていたけれど、何も悪いことしてない娘に対しても遺憾なく悪魔っぷりを発揮してて酷かった。現実世界の道理と異世界の道理はまるきり異なっているということなんだろうか。
物語はそんなに面白くなかったけど三浦健太郎の漫画『ベルセルク』の「蝕」に出てくるグロテスクで奇妙奇天烈なゴッドハンド(使徒)たちのビジュアル的ルーツを知ることができてよかった。そういえば「蝕」も数多の犠牲を代価に個人的な欲望を叶えるという儀式だったし、かなり全面的に本作を土台にしていたんだろう。
この上ない痛みを感じさせる作品!
マジカル★空想♪小箱!!
初めて観ましたが、ベルセルクに出てくるゴッドハンドの元ネタですね。魔道士(セノバイト)たちのデザインが格好良いというか皆凄く痛そうで見とれてしまいます。夫婦が美男美女だったら完成度がもっと上がったと思います。映画にするには話が短すぎでこれでも引き延ばし感がありますが、2017年に観てもインパクトのある映画でした。
不思議なホラーとして楽しめる
あるパズルボックスがもたらす恐怖を描いたホラー作品。
魔導士4人の造形は独特で楽しめるし、快楽と苦痛が表裏一体という考えもいい。
登場人物はまさに製作当時の古さを感じさせるため、
「うーん、これが大勢の男を部屋に招きいれる容姿なのか…」と
正直思ってしまうが、まあそこを突いても野暮なもの。
個人的には魔導士が逃げ出したフランクへの執着をもう少し出してくれたほうが良かった。じゃないとフランクがあそこまで焦ってたのがブレてしまうので。
ホラーの代表作として超有名作、やっと見れて良かった。
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