「劇場で見れるとは」ヘル・レイザー 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
劇場で見れるとは
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90年代にレンタルビデオで見てあまりの面白さに驚いて『ヘルレイジャン』という麻雀漫画を描いた。好評で2まで描いたが『ヘルレイザー』の続編は見ていない。魔導士たちがけっこう間抜けで、逃げられたのに女の子に知らされるまで気づいていない。彼らもハードMの快楽主義者なのか、体中から出血している怪我人だし、あんまり強そうではなく出オチ感が強い。偉そうにしているけどアホではないか。
お話は魔導士たちはちょっとしか出てこなくて、もっぱら再婚の妻が兄に寝とられたり、その兄がばらばらのぐちゃぐちゃの化け物で、再婚妻が連続殺人を行うなど人間の浅ましい欲が描かれていて面白い。誘われて殺されるおじさんたちがそれぞれれ個性的でいちいちリアルな存在感を放っている。そもそもあんなお化け屋敷をリフォームせずに住むなんて運気が下がりそうで嫌だ。せめて大掃除してから暮らしてほしい。
こうして振り返っていると続きも見たくなってくる。
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