「"Highway Patrolman"」インディアン・ランナー 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"Highway Patrolman"
ショーン・ペンの初期衝動が炸裂、期待を裏切らない彼のイメージを良い意味で覆さない映画を叩き付けてくれた!?
髭の生えた女やモーテルの廊下で突っ立ている爺さんに全身ピンクのご婦人、デル・トロの印象に残る奇妙な存在感など、どこかD・リンチ的な滑稽さも!?
若かりしヴィゴ・モーテンセンの格好良さは逸品で、名もなき役者は言い過ぎでも「ヤングガン2」や「カリートの道」などチョイ役での活動が目立った90年代に、危なっかしいイメージも多々なショーン・ペンまんまの主人公である弟を見事に演じ切った。
兄のデヴィッド・モースは地味な俳優のイメージが、優しさの中にある静かな渋みが堪らない存在感を醸し出し、アラバマ演じる前のパトリシア・アークエットにバレリア・ゴリノのセクシー?さや、大御所二人の渋さ全開でどっちも死しての扱いが潔いチャールズ・ブロンソンにD・ホッパーとキャスト陣も最高で、S・ペンのセンスがモロ好み。
今観ると都合の良い男の美学が如く、男たちの甘えや女性に対する理想など、男の勝手な世界観だけで突き進む物語があるようにも思えてならないが、そんな本作が堪らなく好きでしょうがない自分。
"ラファエル"の可愛さに癒される。
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2020年1月4日
万年氏🙇お疲れ様です✨
これ地味な映画だったけど良かったですね…一時期ショーンの関わる映画ばかり観ていました…ブロンソンとデニス・ホッパー、ヴィゴ・モーテンセンってキャストも良かった🎵