「女性ならではを活かした作品」ベスト・キッド4 naichinさんの映画レビュー(感想・評価)
女性ならではを活かした作品
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主人公が女性に変わった「ベスト・キッド」。監督は「ヤングガン」の人だから、外連味だっぷりでテンポが良い。
基本的には流れは同じく、ミヤギさんが彼女を鍛えるのだが、意外と面白い。
ただ女性ならではの展開、男に襲われるシーンなどは、生々しい。そして、女性も鍛えなくてはいけないというミヤギさんの教えがリアリティを増す。
しかし、ラストがストリート・ファイトでは他のアクション映画と変わらない。試合で倒すからこそ、このシリーズの良さではないのか?
例えば「ロッキー」シリーズで5がストリートファイトになるのは理解出来た。あれはそもそも、ロッキーは挑戦者で、特に相手に恨みがある訳では無かった。3ではアポロが殺されたり、4では国を挙げての戦いだったりしたものの、基本的に相手を恨んでる訳では無かったのて、5で、改めてストリートファイトになるのは良かった。
ただ、「ベスト・キッド」は、虐められたり、傷つけられたりした思いを、暴力ではなく、試合で果たすのが良かった。
そういう意味では今作は大きなマイナスだ。
#ベストキッド
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