ベスト・キッド4のレビュー・感想・評価
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空手と禅は万能説!?
WOWOWプラスで鑑賞(吹替)。
空手の達人ミヤギの新たな弟子は女の子。演じるヒラリー・スワンクはこの頃から身体能力の高さを見せていた。これが後に「ミリオンダラー・ベイビー」の熱演へ繋がるのかと思うと感慨深い。
空手を極めれば恋愛も上手くいくし、禅を極めればボウリングでストライクを連発出来る。そんな万能なわけなかろうが、日本文化の神秘性みたいなものへの憧れ(と云う名の誤解)が招いた描写は少々滑稽ながら、とても面白かった。
アルファ・エリートの所業はあまりにもあまりある。これのどこが自警団か。行動の指針が単なる私怨に立脚し過ぎていて、チンピラでしかない。
ジュディがチンピラを伸し、ミヤギが大佐を倒してプライドを圧し折る様にスカッとした。喧嘩はダメだが、戦うならば必ず勝て。肝に銘じたい。
とうとう主役交代。女性弟子、しかもヒラリー・スワンク。美人のような...
ヒラリースワンクを楽しむ映画
女性ならではを活かした作品
主人公が女性に変わった「ベスト・キッド」。監督は「ヤングガン」の人だから、外連味だっぷりでテンポが良い。
基本的には流れは同じく、ミヤギさんが彼女を鍛えるのだが、意外と面白い。
ただ女性ならではの展開、男に襲われるシーンなどは、生々しい。そして、女性も鍛えなくてはいけないというミヤギさんの教えがリアリティを増す。
しかし、ラストがストリート・ファイトでは他のアクション映画と変わらない。試合で倒すからこそ、このシリーズの良さではないのか?
例えば「ロッキー」シリーズで5がストリートファイトになるのは理解出来た。あれはそもそも、ロッキーは挑戦者で、特に相手に恨みがある訳では無かった。3ではアポロが殺されたり、4では国を挙げての戦いだったりしたものの、基本的に相手を恨んでる訳では無かったのて、5で、改めてストリートファイトになるのは良かった。
ただ、「ベスト・キッド」は、虐められたり、傷つけられたりした思いを、暴力ではなく、試合で果たすのが良かった。
そういう意味では今作は大きなマイナスだ。
#ベストキッド
黄禍論を語るなら、アメリカの国鳥「白頭鷲」でしょ。鷹!?
出鱈目な黄禍論シリーズはここで終わりますが。いずれにしても、戦前に渡米しても、1920年代から日本人には市民権が出ません。
仮に市民権を得られたとしても、422部隊へ入れる可能性は無いです。仮にあったとしても、何でミヤギ氏の日本人としてのアイデンティティと日本に対するナショナリズムはどこにあるのでしようか?また、
422部隊の創設は1942年ですから、ミヤギ氏は42歳で入隊した事になりますが。
そういった矛盾をクリアしても、
1872年の琉球処分に不服を持つ沖縄県人として第二時世界大戦に参加したのでしょう♥と思えるが。
追記 男と女のケンカ。なんだから、女性は金的を狙うべきだ。顔を狙うのは命にかかわる可能性が高くなるので、金的を狙う。
「喧嘩は良くない。でも、戦うときは勝て」と云うからには、手段は関係ないわけだから、金的。狙え♥
空手×青春×恋愛
オキナワ・ダンス
そうか、ミヤギは太平洋戦争前にアメリカに渡っていたから、米軍として戦争に参加していたんだな。学校ではアルファ・エリートなる警備組織がある。これはちょっと怖い。冷戦終結後の世界だから、敵は国内にいるという設定で軍隊教育するガーディアン。マイケル・アイアンサイドが教官なので、やっぱり怖い。そこへミヤギのじいちゃんがのほほんと登場するので面白いのだ。学校でタカを飼っているため夜間侵入し停学処分を食らうジュリー。時間を無駄に過ごさせないため、不思議な日本陣の僧院にて修行させるのだった・・・
この頃になると、ミヤギ(モリタ)もMr.マリックの顔とそっくりになってきているとバカなことを考えていると、ゴキブリにも生き物の心があると教えられ、カマキリを捕まえて喜んでいるジュリーと僧。僧たちのオキナワ・ダンスも楽しい・・・なんだこれ。ばかばかしくて面白いぞ!(笑)
ミヤギの「戦うことは嫌いだ」という思想と、学校の軍隊教育が上手く対比されていて、最後の戦いにも繋がっている。ケンカはいかん。誰かがケガをする。
なんとヒラリー・スワンク初登場作品
総合55点 ( ストーリー:40点|キャスト:60点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
四作目があったことを知らなかったが、なんとびっくりヒラリー・スワンクの初登場作品らしい。
それで内容としては相変わらずの変な神秘の日本が登場して日本人を戸惑わせる。米国人もそろそろこの変な日本には飽き飽きしただろう。物語は安っぽさが定番となった。まだ当時20歳前後の臍出し姿のヒラリー・スワンクは少しは存在感はあったものの、敵役はさっぱり存在感が無い。
ちなみに空軍士官学校に行くには米議会議員か現役将校の推薦が必要なのだそうで、退役軍人の推薦は関係ないようです。
とんでもない脚本
ヒラリー・スワンクの胸がすごい
まだ若かったころのヒラリー・スワンクのおっぱいがはちきれんばかりに飛び出し、ハイキックが見事だった。
お寺で型の練習をする時にクランベリーズが掛かっていてよかった。あの寺の坊主は何の修行していたのかよく分からなかった。空手は全くやっていなさそうだった。
クライマックスは空手の大会ではなく、学校の先生と生徒を港で締めた。本当にひどい先生だった。
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