ペーパー・ムーンのレビュー・感想・評価
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ときそば
文句なく観て良かった作品
ずいぶん以前にレンタルで観たのだけど忘れている所多々あり。
グラマーダンサーのトリクシーとその付き人の黒人少女の存在は
丸ごと忘れていたので新鮮でした。
何よりも主人公の二人が働く詐欺シーンが秀逸。
子供のアディの方がよっぽど臨機応変で詐欺師の素質あり!!
その反面、ちょっぴり子供らしいシーンもほの見えて
未だに破られていないアカデミー最年少受賞も納得の演技。
ライアン・オニールもチンケな小悪党、適度にダメダメな親父ぶりで
「ある愛の詩」で二枚目俳優として人気だった当時としては
よくこの役を受けたな〜〜とある意味、感心した。
話の中盤
グラマーダンサーのトリクシーに夢中になるモーゼに
拗ねてしまったアディを説得するトリクシーが
この子には子供は騙しは通用しないと瞬時に判断して
思わず女の本音で話すところが、なんとも良い。
モーゼが早くトリクシーから目を覚ます様に画策するところも
女VS女みたいな感じで、徹底的にドライで小気味良い。
そしてラストシーンまで余計なお涙頂戴に落ちる事なく
ドライなままで終わるので逆に余韻が残る。
ラストの長い長い長回しを観ている観客は
トラックの二人の会話を想像するのも楽しい〜〜
★もう一度観るなら?
「有料チャンネルやレンタルでじっくり観たい」
好きとしか言えない
人との出会い
おすすめされて鑑賞。 モーゼとアディのキャラがとても魅力的で飽きず...
こりゃ子供には見せられません。 9歳の少女がタバコふかすわ、詐欺は...
シンプル
子供主役の大人向け傑作娯楽映画、男はダメか?
永遠の友情
いやぁ…とても心温まる物語ですね。『レオン』のように、本作も男と少女の絆を描いています。
ひょんなことから孤独な少女とタッグを組むことになった詐欺師が、彼女と行動を共にしながら次第に自分の人生を見つめ直していきます。
テイタム・オニールがとにかく可愛いです。普段は男っ気のある彼女が、たまに女性らしさをみせるところが何とも言えないです(子どもなのにライアン・オニールより大人っぽい笑)。タイトルにもなっている「ペーパー・ムーン』。実は物語の重要な鍵を握っています。彼らの友情の証なのではないでしょうか。喧嘩はしょっちゅうだけれども、結局は離れ離れになりたくない!と、こっちが思ってしまうほど愛おしいんですよ。
これといって特別な出来事は起きませんが、それが彼らの"永遠の友情"を象徴しているように思えます。最後の長く続く道のショットも、まさにそれです。
完璧
ペーパームーン
☆モデル聖栞の乙女CINEMA☆
「ペーパームーン」
アディは本当の父親を知らされぬまま、母を亡くし、母の恋人のひとりであったモーゼと、名前入り聖書を売るという詐欺をしながら、親戚の家まで送り届けて貰うことになる。
聖書は偽物だが、愛する人からのプレゼントだと信じ、それを手にするとき、本物の幸福に満たされるのである。
目的地に着いたとき、アディは親戚の家に留まらずに、モーゼと旅を続けることを選ぶ。
作り物の親子だったモーゼとアディもまた、本物の親子になったのだ。
村上春樹の著作「Q184」で、この物語が転用されている。
「ペーパームーン」で子供を利用して聖書を売る男は、NHKの集金をする天吾の父親であり、宗教の信者を勧誘する青豆の母親である。
星野聖栞(ほしの・せしる)
モデル/日本ロリータ協会会員No.3223
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