フレンチ・カンカンのレビュー・感想・評価
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☆☆☆★★(全体の2/3まで) ☆☆☆☆(ラスト30分) 一言だけ...
☆☆☆★★(全体の2/3まで)
☆☆☆☆(ラスト30分)
一言だけ。
正直言って前年ははかなり退屈に感じてしまい、チョロチョロっと船を漕いでしまっていた。
本来ならば採点は自粛するところではあるのですが、そんな思いを凌駕する後半のムーランルージュに於ける人間のバイタリティーと大喧騒の素晴らしさ。
全てはこの瞬間に集約されてるルノアールから「コレを見ろ!」…と言う、自信に溢れた叫び。
観終わって暫くは放心してしまったのだった、、、
(´-`).。oO何だ!この多幸感は、、、
2020年12月29日 シネマブルースタジオ
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名プロデューサー笑
我が青春のアルヌール
エディット・ピアフ
仕事人映画
「しまった、またよく見もせずにこんなものを借りてきてしまった…」と冒頭、フランス映画だからという理由だけで思っていた。なんだかフランス映画が苦手だったのだ。古い小説を読んでいる時のように、細部がところどころ感覚的に上手くつかめず、だらっとした印象のまま観終わってしまうことが多かったからだ。けどこの映画はとても好きだった。今まで観たフランス映画の中ではベスト。
何よりプロデューサー役が格好いい。
ヒロイン役がプロデューサーに裏切られたと晴れの舞台に出ないと言いだすシーン。そこで「自分の仕事はスターをつくることだ。私に恋人や夫が与えてくれるようなものを求めるな。それなら他の男を選べ」と言い切る。それで結局ヒロインは舞台に上がるし、その舞台を自分は見ずに舞台裏で満足気に煙草を吹かす。結局最後は我慢出来ずに舞台を見に行き、その場で次のスター候補を早くも探している。
これはただのミュージカル映画ではない、仕事人映画である。
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