「追悼、ロブ・ライナー監督‼️」プリンセス・ブライド・ストーリー 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
追悼、ロブ・ライナー監督‼️
先日ロブ・ライナー監督が逝去されました‼️いろんな情報番組で代表作として「スタンド・バイ・ミー」や「最高の人生の見つけ方」が紹介されてて、冗談じゃないと思った‼️「スタンド・バイ・ミー」は許せるけど、ロブ・ライナー監督の中で私が一番好きなのは今作「プリンセス・ブライド・ストーリー」なのです‼️祖父が病気の孫に語る壮大なおとぎ話・・・‼️昔々、ある王国に美しい娘バターカップが住んでいた。彼女にはウェスリーという恋人がいたが、旅の途中で海賊に殺されたと知り、絶望の中、腹黒い王子の求愛を受け入れてしまう。そんなある日、バターカップは奇妙な三人組に誘拐される。そんなバターカップを救い出す黒い覆面の男。それは死んだはずのウェスリーだったが・・・‼️今作は「ネバーエンディング・ストーリー」と並ぶ80年代最強のファンタジー‼️中世を舞台にした壮大な冒険談と、その物語を病気の孫に読んで聞かせる祖父のエピソードを交錯させながら描く構成‼️祖父に扮した刑事コロンボことピーター・フォークのセリフ「フェンシングに格闘、拷問に復讐、巨人に怪物に追跡に逃避行、真実の愛、それに奇跡。」‼️このセリフ、そのまんまの映画です‼️いろんな盛り沢山の要素とワクワクするアクションシーン‼️最高のファンタジーであり、最高のアクション、そして最高のラブコメ‼️ウェスリー役のケイリー・エルウェスと、パターカップ役のロビン・ライトの美男美女が、美しき "純愛" を体現‼️特に若き日のロビン・ライトの透明感あふれる "お姫様" ぶりは映画史上最高かもしれない‼️フェジックに扮するアンドレ・ザ・ジャイアントの心優しき巨人ぶりもホントに素敵‼️そして忘れてならないのがマンディ・パティンキン扮するイニーゴ・モントーヤ‼️パーマがかった長髪に紳士的なヒゲ、両頬の傷、ささやくようなキザなセリフ回し、父の形見の剣‼️実は父を殺した6本指の男を追っており、見つけた時のセリフまで考えてるようなイヤらしいヤツ‼️物語上、ウェスリーがクライマックスにかけて活躍するのかと思いきや、拷問で足腰が立たなくなり、代わりに大活躍するのがこのイニーゴ・モントーヤ‼️父の仇である腹黒王子の腹心ルーガス伯爵と対峙、ここで映画史に残る名台詞「やあ、俺の名前はイニーゴ・モントーヤ。よくも父を殺したな、覚悟しろ!!」‼️ほんとに大好きなキャラ‼️今作の真の主役ですね‼️とにかく今作はヒーロー映画に不可欠なアドベンチャーとロマンス、そしてユーモアが見事に融合された最高にクレバーな映画で、キャスティングも完璧‼️最初はウンザリしてた孫が、すっかり祖父の語る物語に夢中になり、明日も読んでね、と約束する終幕の展開もホントに微笑ましい‼️この作品がなければ「シュレック」や「魔法にかけられて」、その他数多くのディズニー・アニメも生まれてなかったでしょう‼️
