「思い切り昔を懐かしむ映画です」プリティ・リーグ うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
思い切り昔を懐かしむ映画です
現代ならさしずめランジェリー・フットボール的なプロスポーツでしょうか。
過去に女子のプロ野球が実在し、その華やかなりし頃を映画化した作品です。
劇中では、リーグ発足から1年目のワールドシリーズまで、に焦点を絞って描いてあります。
女性ならではの視点でプロ野球を捉え、あくまでも人気商売ということも踏まえて彼女たちは活動していきます。
ジーナ・デイビスは人気プレーヤーを異和感なく演じ、トム・ハンクスの飲んだくれ監督もいい味出してます。
もともと公開当時からクラシカルな映像を作っていたので、今見ても不思議に古臭さは感じません。
肝心の野球シーンもうまく演じていて、それなりに本気でプレーしているように見えます。
映画の山場としては、野球の決勝で勝つか負けるか、姉妹対決の決着は、野球を取るか、家庭を取るか、そして彼女たちのリーグはどうなってしまうのか。などを、決勝戦を絡めて展開していきます。
しかし、拍子抜けするくらいあっさりと決着が付きますが、その後のエピローグの流れから、この映画の主題は、ストーリーよりも、ノスタルジーとか、青春の1ページみたいなものを描きたかったのでしょう。
そう感じました。
ただ、少し長いかな。後半はもう少し短くできたような…
酒場で歌って踊ってのシーンはマドンナの面目躍如、さすがのショーマンシップです。
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