「しっかり左右安全確認をするマックィーン」ブリット kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
しっかり左右安全確認をするマックィーン
カーチェイスにも礼儀あり。信号機のない交差点ではしっかりと左右安全確認をしましょう!などと思っていたら、カーチェイスの主導権がマックィーン演ずるフランク・ブリットに移り、過激な展開となってくる。それでも現代みたいにセットの中じゃなく、公道を使ってたりするので迫力満点。サンフランシスコの坂道と海と市電というのが後々映画でも多用される。
ストーリーは単純ではあるけど、謎も残る。ストレートすぎて上院議員には何の罪もなさそうな描き方ですが、これは今の刑事映画じゃあり得ない世界。まずはオンボロホテルを提供した議員に不自然さが残るし、公聴会での証人というのもシカゴとサンフランシスコという距離感が疑問として残ります。
そんなことはさておき、マックィーンのカッコよさをメインにした作品であり、上司にも物言わせぬ警部補。病院で死亡した証人を隠し、犯人を捕まえたりから死ななかったことにしてくれ!などというパターンもこの時代から誕生したように思えます。あの人どうなったんだろ?というツッコミも忘れさせてくれます。
相手の車はロバート・デュバルが運転してるし・・・そしてマックィーンはスタント無しと思われる。ムスタングがいい音出してます・・・ガソリン食いまくりだけど。
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everglazeさんのコメント
2023年2月20日
kossyさん、コメントありがとうございます。議員怪しかったですよね!
よく知らなかったのですが、リアリティを追求した作品だったんですね。どなたかも書いておられましたが、病棟を貸し切って、病院職員をそのまま使ったということで納得です。でもすごい演技力でした…。日本も場所貸しはありますが、出来上がったシーン観たら、見違えるほど片付いていて…別の意味でびっくり。。