「これは自分には合わなかったかな」フリーク・オルランド エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
これは自分には合わなかったかな
2020年ベルリン国際映画祭でベルリナーレカメラ(功労賞)を受賞したドイツの映画作家ウルリケ・オッティンガー。彼女自身が代表作と語る1970年代末から80年代にかけて撮った「ベルリン3部作」のこれは2作目。
イギリス近代文学の代表的作品というバージニア・ウルフの小説「オルランド」をもとにしたちょっぴりダークなファンタジー。
フリーク・シティに迷い込んだオルランド。神話の時代から現代までの5つの時代で繰り広げられる5つの寓話たち。
オルランドを演じたマグダレーナ・モンテツマ、そして今や「去年マリエンバートで」のというより「ジャンヌ・ディエルマン」のと言いたいデルフィーヌ・セリッグが魅力的で、彼女たちを見るだけでも価値がある。
ただし自分的にはこの作品の独特な世界観が合わなかったかな。あちこちでチープな印象を受けたのが残念だった(これは完全に好みの問題だけど😰)。
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