プラトーンのレビュー・感想・評価
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敵は己自身
単なる戦争映画ではなく人間としての生き方を教えてくれる作品。人間は極限状態になった時、理性や善悪の判断を失ってしまうことを改めて実感した。
人間を人間として扱わない戦争の現実。最後にヘリ上空から見た悲惨な地上の光景には絶句。我々は戦争の実態を後世に伝える義務がある。
(午前十時の映画祭にて鑑賞)
2018-169
観た 米国の悪夢の記録を
ようやく観ました。
戦争は、いや戦場は人間を(俺たちを)たやすく悪魔にする。
さらに怖いことは、戦場においては、悪魔になった者をたやすく糾弾することはできない。
戦争というもの、戦場という環境は、そういうものなんだということを学ぶ。
経験していない以上、経験者から聞くしかないわけだが、こういう映画もその価値もあるのだろう。
特に本作は、前線での戦いにおいて、拠点を奪還したとか、どこかを守り抜いたといった、満足できる結果があるわけではなく、いったりきたりの、どちらかと言えば押され気味の戦いの毎日という「日常」があるだけ。主人公も、命令に応じてそこに参加し、負傷によって退場するだけ。
映画のストーリーとして勝ち負け的なカタルシスがあるわけではない。
それなのにこの120分をあっという間に感じるのは、自分ならどうするかという問いかけが、120分じゅう繰り返されるからだろう。
例えば、チームの規律と人間性のどちらが大切かという問いかけ。それがエライアスとバーンズの対立になっていくわけだが、この問いかけも簡単なことではない。なぜなら、戦場においては、それが「自分や仲間の死」あるいは「無実の他人を殺す」といったさまざまなリスクに直結するから。
そんな風に常に考えながら観ざるを得ない展開で、さらにそれが、暑い、眠い、疲れたの繰り返しの中で続く。そのため、観ているこちら側もまた十分な態勢で考えられるわけではない。この二重の意味で戦場の擬似体験になっている点が凄いと思った。
邦画では「野火」に感じたものと似ている。
さて、最後に出演者を比較的丁寧に紹介してくれたので、俳優陣がけっこう知ってる人たちだったとわかってよかった。
チャーリーシーンは言うまでもない。
エライアス:ウィリアムデフォー:ストリートオブファイアの敵親分レイヴェン!言われてみれば。
バーンズ:トム・ベレンジャー:新明日に向かって撃てのブッチキャシディ:気づかなかった。
ラーナー(ベトナム語を話す):ジョニーデップ!
フォレストウイテカー:ローグワンの黒くて髭の反乱軍戦士ソウ・ゲレラ
初めて観たのは約10年前、当時は何も感じませんでした。 そして10...
初めて観たのは約10年前、当時は何も感じませんでした。
そして10年ぶりの鑑賞。
この作品の良さ、深さがわかるようになりました。
戦闘シーンの迫力・緊張感は勿論すごいが、人間ドラマが深い。
(エリアスと、バーンズの対立。エリアスの死、バーンズの殺害、村人の虐殺・・・・)
エリアスの死の空撮シーンは勿論ですが、空撮映像を観ていると、こんなジャングルで夜間も戦闘していたと考えると鳥肌。
名作を初めて視聴。
ベトナム戦争映画として見たが、それは表層に過ぎなかった。
芯にあるテーマに気付いたとき、これはこれからも語り継ぐべき名作だと分った。
エリアスとバーンズ。
人間は誰しも、彼ら2人の狭間でもがき続けて生きているんだと思う。
少なくとも自分は、バーンズのようにはなりたくない。
エリアスのように人間的正しさに従って生きたい。
しかしバーンズこそ戦争の最大の被害者とも言える。
どちらが良いでも悪いでもない。
人間を精神的に追い詰め狂わせてしまうことこそが、戦争という行為の最大の悪であるという事を改めて思い知らされた。
3回目鑑賞
又プラトーン鑑賞もともと見ていた方のDVDプレーヤーがおかしくてもうもう一度最初から見ました(^_^;)
エリアスとバーンズが仲悪くてバーンズがベトナムの民間人を殺してしまったからますます仲が悪くなってしまった(^_^;)
アカデミー賞にもノミネートされたウィリアムデフォーの演技力が凄い❗️
ストレートな反戦物。オリバーストーンの実体験を元に作成されただけあ...
ストレートな反戦物。オリバーストーンの実体験を元に作成されただけあって、個々の描写が生々しく、映像で戦争体験が出来る。心理描写も多く、キャラクターそれぞれの考えがわかりやすく描かれているので、シーン展開が凄く分かりやすかった。
撃たれる前に笑うウィレムデフォー演じるエリアスと、ラストに潔く死を迎えるトムベンジャー演じるバーンズの最期のシーンは印象深い。
特に、撃てよと最期に捨てゼリフを吐いて、媚びずに最後までヒール役を貫いたバーンズはかっこいい。
分かりやすく戦争の恐ろしさを伝える
視聴:1回目
推薦:戦争映画に免疫ある人
感想:戦争映画をたくさん見てきましたが、王道のこの作品は見てなかった。他の人も言ってますが後半の引き込まれる怒涛の戦闘シーン。今見ても怖さが伝わります。いろんな登場人物が出てきますが分かりやすく心情を映してます。
●夜の野戦の恐ろしさ。
前半はすこし「ハーツ・アンド・マインズ」がリフレイン。しかし「ハーツ〜」には描かれなかった夜の野戦。恐ろしいだろう。想像を絶する。死と隣り合わせ。罪のないベトナム人にストレスを吐き出す。そこに倫理観などない。そして唯一の良心も闇に消される。時には仲間を見殺しにせざるをえない場面も。
どうやって生き延びるか。最後にチャーリー・シーンがいうように自分との戦いだ。生半可ではない。
見なきゃいけない気がして観た
平和主義の私が、プラトーンを観る意味があるだろうかと考えてしまった。
でも、ディアハンター観たしベトナム戦争3部作とも言われるので、黙示録を残してプラトーンを先に観ました。
感想は…人の国で他人と争うなと思いました。
ただ、オリバーストーン監督の自叙伝ぽい作品らしいので観ていて凄く色んな意味で勉強にはなりましたが、多分2度は観れない。観たくない。現実でも観たくないシーンばっかりでした。
「プラトーン」を観て
最近、何かと話題のチャーリー・シーン。代表作のプラトーンを観た。舞台はベトナム戦争。プラトーンは小部隊という意味。部隊はベトナムのジャングルを原住民を殺傷し、村を焼き尽くして突き進む。しかし敵に対してより味方の仲間に対して疑心暗鬼となる。戦闘は激しく、戦争は悲惨だ・・1986年のアカデミー賞の受賞作品。
ベトナム戦争・・
最近、何かと話題のチャーリー・シーン。名作のプラトーンを観た。時代背景はベトナム戦争でプラトーンは小部隊という意味。地上部隊の前線になりベトナムのジャングルの奥地を突き進む。村の原住民を殺傷し、村を焼き尽くす。けれども敵に対してより味方に対して部隊は疑心暗鬼になる。チャーリー・シーンは一兵卒となり地獄の戦地で闘う。最後は壮絶・・1986年のアカデミー賞受賞作品。まだ若き日のジョニデも出演している。
ベトナム戦争という戦いに後悔していることが伝わる。なにが正義で悪か...
ベトナム戦争という戦いに後悔していることが伝わる。なにが正義で悪か、全くわからない。アメリカの戦争映画では珍しいのではないだろうか。
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