プラトーンのレビュー・感想・評価
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ストレートな反戦物。オリバーストーンの実体験を元に作成されただけあ...
ストレートな反戦物。オリバーストーンの実体験を元に作成されただけあって、個々の描写が生々しく、映像で戦争体験が出来る。心理描写も多く、キャラクターそれぞれの考えがわかりやすく描かれているので、シーン展開が凄く分かりやすかった。
撃たれる前に笑うウィレムデフォー演じるエリアスと、ラストに潔く死を迎えるトムベンジャー演じるバーンズの最期のシーンは印象深い。
特に、撃てよと最期に捨てゼリフを吐いて、媚びずに最後までヒール役を貫いたバーンズはかっこいい。
分かりやすく戦争の恐ろしさを伝える
視聴:1回目
推薦:戦争映画に免疫ある人
感想:戦争映画をたくさん見てきましたが、王道のこの作品は見てなかった。他の人も言ってますが後半の引き込まれる怒涛の戦闘シーン。今見ても怖さが伝わります。いろんな登場人物が出てきますが分かりやすく心情を映してます。
この映画の意味、イデオロギーの対立
この作品は戦争映画ですが深みがあります。
個人的見解ですが、エリアスとバーンズの対立はベトナム戦争当時のアメリカ国内のイデオロギーの対立を表しています。
バーンズは戦争を支持してきた保守派の勢力の象徴であり、そして主人公も最初はバーンズ(強いアメリカ)に憧れています。
エリアスは反戦左派(この映画ではアメリカの良心)の象徴です、これはエリアスの主張に表れています。(露骨ですがエリアスと仲間達がヒッピーパーティーをやっているのもその演出ですね)そして戦争の真実を知り、バーンズ(強いアメリカ)の狂気を知り、主人公はエリアスに傾倒していくのですが
エリアス(アメリカの良心)はバーンズ(強いアメリカ)に殺されます。
あのエリアスのポーズはアメリカの良心の死を表しているのです。
主人公がヘリに乗って戦場を去る時の意味深なナレーション「エリアスとバーンズの反目はいつまでも続くだろう、時として僕は、あの2人の血が僕の中にも流れているのを感じる」とは
まさに人間のイデオロギーの対立を指す言葉です。
●夜の野戦の恐ろしさ。
前半はすこし「ハーツ・アンド・マインズ」がリフレイン。しかし「ハーツ〜」には描かれなかった夜の野戦。恐ろしいだろう。想像を絶する。死と隣り合わせ。罪のないベトナム人にストレスを吐き出す。そこに倫理観などない。そして唯一の良心も闇に消される。時には仲間を見殺しにせざるをえない場面も。
どうやって生き延びるか。最後にチャーリー・シーンがいうように自分との戦いだ。生半可ではない。
見なきゃいけない気がして観た
平和主義の私が、プラトーンを観る意味があるだろうかと考えてしまった。
でも、ディアハンター観たしベトナム戦争3部作とも言われるので、黙示録を残してプラトーンを先に観ました。
感想は…人の国で他人と争うなと思いました。
ただ、オリバーストーン監督の自叙伝ぽい作品らしいので観ていて凄く色んな意味で勉強にはなりましたが、多分2度は観れない。観たくない。現実でも観たくないシーンばっかりでした。
「プラトーン」を観て
最近、何かと話題のチャーリー・シーン。代表作のプラトーンを観た。舞台はベトナム戦争。プラトーンは小部隊という意味。部隊はベトナムのジャングルを原住民を殺傷し、村を焼き尽くして突き進む。しかし敵に対してより味方の仲間に対して疑心暗鬼となる。戦闘は激しく、戦争は悲惨だ・・1986年のアカデミー賞の受賞作品。
ベトナム戦争・・
最近、何かと話題のチャーリー・シーン。名作のプラトーンを観た。時代背景はベトナム戦争でプラトーンは小部隊という意味。地上部隊の前線になりベトナムのジャングルの奥地を突き進む。村の原住民を殺傷し、村を焼き尽くす。けれども敵に対してより味方に対して部隊は疑心暗鬼になる。チャーリー・シーンは一兵卒となり地獄の戦地で闘う。最後は壮絶・・1986年のアカデミー賞受賞作品。まだ若き日のジョニデも出演している。
ベトナム戦争という戦いに後悔していることが伝わる。なにが正義で悪か...
ベトナム戦争という戦いに後悔していることが伝わる。なにが正義で悪か、全くわからない。アメリカの戦争映画では珍しいのではないだろうか。
戦争の実態 アメリカver~
戦争の恐ろしさ、戦争がどれほど不毛なものかを伝えるための大切な映画。 戦場では善も悪もドラマもなく ただ二択。「死ぬか生きのびるか。」そんな戦争のやりきれなさを生々しく描いている。
2度とこんな無駄な武力による解決方法は取らないでほしいです。
鮮烈な戦闘描写、秀逸な戦争映画
ほぼ、20年振りに見たけどまた、違った感動を覚えました。残酷な描写は、フルメタルジャケットや狂気の描写は地獄の黙示録、さらに戦闘シーンはハンバーガーヒルと言った戦争映画の名作の方が優れているかもしれない。しかしながら、この作品は、ポスターにもある通り、鮮烈な印象を与えたウィリアム・デフォーが死んでゆくシーンを中心に、中盤の緊迫した裏切りと狂気の展開が観る側をグイグイと引っ張りこむ。そして最後の戦闘シーンまで正に目が離せない。新兵が、その激しい環境により神経を患い、狂気が宿るさまをチャーリー・シーンが初々しく演じてます。また、若かりしジョニー・デップがベトナム人との通訳を行う兵士を演じてチョイとでてます。
理屈を超えた現実が待ち構える
総合80点 ( ストーリー:75点|キャスト:75点|演出:85点|ビジュアル:75点|音楽:80点 )
ありのままの戦争の現実を一兵士の目を通してえぐりだした秀作。
内地にいて国家の大義や矛盾を考えて志願した若者が戦場で実際に体験するのは、ひどく厳しい戦場の環境での日常と自軍兵士の行う卑劣な行動。密林の中で眠る間もろくにないままの重労働と緊張の日々と、北ベトナム軍に協力していると見られる村での彼らの行ったことの残酷さを生々しく描く。隠れている穴から出して足元を銃撃して脅し、その後は頭蓋骨が割れて脳が飛び出るまで銃床でベトナムの村民を殴り続ける場面は凄まじくて戦慄の演出だった。
北ベトナムに協力しないと彼らに殺され、南ベトナムや米軍にそれを発見されるとやはり殺されてしまう村人はどうやって生き抜けばいいのか。どんな理由があろうと北ベトナムに協力する村があり、自軍兵士を殺されることになるアメリカ軍は、それをどうすればいいのか。綺麗ごとだけ言っていられない怒りにまかせて行動する兵士がいて、それに反対して規律を守ろうとする兵士がいる。どちらの言い分も分があり、戦いの恐怖と合わせて兵士の体験する厳しい現実が迫ってくる作品だった。また、包み込むような悲しさを奏でるバーバー作曲のアダージョが作品にとても合っている。
何回見ても面白い
最初は劇場で見て、DVDでも見て初めて地上波吹替えで見たところ今までで一番理解できたかもしれない。役者の顔も最近ようやく覚えられるようになってきたので、かなり見分けがついた。
ちょっと疲れるともうダメだなんて弱音を吐いてしまうのだが、ベトナム従軍兵は雨の中蟻に噛まれながら外で寝たりしないといけないし、思い荷物を運んだり、嫌なおっかない上官と一緒に行動しなければならない。それを思えば自分の日常なんて、仲間に撃たれる事もなく本当にどうってことないと思える。
泣きたくなったり死にたくなった時こそみるべき映画である。またそのうち見よう。
(追記)
午前十時で見た。多分4度目で、やっぱりとても面白かった。ウィレム・デフィーが悪者じゃない役だった。生死が紙一重感がすごかった。特に村長の奥さん、変に興奮しなければ死なずに済んだのに気の毒だった。
戦争映画No.1
中学生の頃に観て以来、二度目の鑑賞。 パッケージになっている有名なシーンと、 ラストはもう凄まじい迫力で… 圧巻の一言。 これまで観た戦争映画では間違いなくNo.1。 アメリカ側からの視点ですが悪い部分を隠していません。
むしろさらけ出しています。 ただ戦争とはこういうものだと… もう四半世紀前の映画ですが全く色褪せない作品です。 ちなみに若かりしジョニー・デップがちょこっと出ています。 主役が霞まないように大幅に出演シーンがカットされているそうですが。 もし観ていない人がいたら是非。
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