プライベート・ライアンのレビュー・感想・評価
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「プライベート・ライアン」を観て・・
描写がリアル
王道戦争映画ですが…
2時間40分くらいの長い映画なのにも関わらず全く飽きずに見ることが...
映画と偏見
『シンドラーのリスト』でさえ泣かなかったのに、本作のエンドロール中ずっと号泣している自分がいました。ただ行方不明の兵士を探す"だけ"の物語なのにも関わらず、なぜこんなにも感動してしまったのか理由が分かりません。少し考えてみることにします。
多くの命を犠牲にしながらも成功した「ノルマンディー上陸作戦」。冒頭の銃撃戦の悲惨さといったら、もう半端じゃないです。死ぬ間際の兵士が発する言葉は、「ママ!ママ!」…これですよ。家族との永遠の別れです。私たちは、その"悲惨な最期"を何度も観せられるのです。
だからこそ、ライアンを探すことはとても重要な任務なのです。"家族のもとへ帰す"過程の一つひとつが、とても重く感じるのです。そしてそれに赤の他人である兵士たちが、命をかけて挑む。これこそが感動の要因であり、本作のテーマなのではないのでしょうか。
戦争映画には"偏見"が付き物です。こんな風に描かれたら、ナチスが嫌いになります。もちろんドイツも。これは父の体験談ですが、父も映画の影響で、昔はドイツが嫌いで行くのが怖かったらしいです。しかし実際に行ってみたら、とても素晴らしい所だったと…
映画がもつ影響力は計り知れません。
定番のノルマンディー作戦(改)
タイトルなし
素晴らしい!!!!!!
最高の戦争映画
戦闘シーンがとっても臨場感があって両兵隊の命を懸けた、緊迫した攻防が描かれている。
トムハンクスの安定さと引き込まれるストーリーに飽きが来なかった。
人に勧められる映画がまた一つ増えた
本当に素晴らしかったのだが、ただひとつ…最後の戦闘で通訳として連れて来られたUpham アパム が怖気付いてそのために仲間が死ぬシーンだ。
それまでのストーリーに引き込まれていた分、アパムに対するイライラがかなり強くなってしまった。それでいて、制圧のときは一丁前に…
よくある戦争作品のワンシーンだが、本作には必要ない。
素晴らしい。
戦争の悲惨さと生きることの意味を問う
最初タイトルの意味がわからなかった。
プライベート・ライアン(マット・デイモン)とはライアン2等兵。
キャプテン・ミラー(トム・ハンクス)とはミラー大尉。
サージャント・ホーヴァスはホーヴァス軍曹。
コーポラル・アパムはアパム伍長。
ときは、1944年6月6日。第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦の最中。オハマ・ビーチを丸1日かけて攻略する冒頭の上陸シーンは臨場感溢れる。飛び散る血飛沫。難聴になるのも分かる爆音に銃声。スピルバーグ監督は現実にあった通りに演出したとのことだが、人が次々と倒れていく、戦争の悲惨さは言葉に尽くせない。
米軍には、Sole Survivor Policy(ソウル・サバイバー・ポリシー:唯一の生存者規定)があるそうだ。他の兄弟が全員戦死し最後の1人になったら、その1人は生存して帰還させるという規定だ。
ライアン兄弟の兄3人が戦死し、ライアン2等兵はこの規定の対象となった。
ライアン2等兵は、敵陣後方で行方不明となっている。
ミラー大尉(トム・ハンクス)率いる特命隊8名はノルマンディー上陸の後、ライアン2等兵(マット・デイモン)を帰還させる指示を受けた。
ミラー大尉の隊は犠牲者を出しながらも、敵中深く潜入し、ライアン2等兵を探し出し、命令を伝える。
ところが、戦車との戦闘で、ミラー大尉も命を落とす。ドイツ軍の戦車との戦闘シーンも緊張感いっぱい。
死ぬ前にミラー大尉がライアンに言った言葉、"Earn this. Earn it."(無駄にするな。懸命に生きろ。)が切ない。
最後は年取ったライアン氏が妻とともにミラー大尉のお墓参りをしているシーン。ライアンは妻に問いかける。
"Tell me I have led a good life. ""Tell me I'm a good man."(私は有意義に生きたか、良い人間か?)
アメリカ寄りの作品という声も多いが、戦争の悲惨さ、命令は絶対という軍の規律、生への渇望など人間の本質的な部分は民族問わず同じ、平和の大切さは同じと思う。
最高の作品
戦争アクション
スティーブン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演の本映画。
日本での劇場公開から15年経つが、俄然評価は高い映画なのでDVD観賞してみました。
【各シーンでの感想】
①舞台は、第二次世界大戦・ノルマンディー上陸作戦(米英連合軍による、フランス・ノルマンディーのオマハビーチへの侵略)。しかし、映画冒頭での20分にも及ぶそのシーンは、正に地獄絵図そのもの。米兵士が独軍攻撃により負傷していくシーンがあまりに生々しい。
なぜこんなに命を失ってまで戦争をする必要があったのか、と戦争の意義を問いかけているような心情でした。
②2等兵ライアンを戦場から救出し、母国へ帰還させよという上層部の指令。8人の兵士がその指令に任命されるが、途中敵軍により1人、2人と仲間を失うにつれ、なぜ一人の兵士のためにこんな思いを、と不満も漏れ始める。
兵士たちがライアンを戦場で見つけるシーンまで、1時間ほどかかるため、一体ライアンはどのような人物・キャラクターなのだろうという気持ちがあった。そこでのライアンはこのような過酷な状況で見方を見捨てて帰国できるか!と激しく意見を述べる。
ライアン自身の兄弟の訃報を聞いた直後であるにも関わらず、周りにいた兵士をも納得させるほどの意見には奮い立たされた。
③そして最後の米連合軍と独軍の戦闘シーン。銃など武器が不足している米軍に対し、戦車による圧倒的戦力を持つ独軍。その銃撃戦も壮大な迫力で必死に戦う兵士の姿に興奮せずにはいられない。
そんな中、銃撃を受け瀕死状態のミラー大尉(トムハンクス)が、ライアン(マットデイモン)へかける言葉。
「無駄にするな、しっかり生きろ」
戦闘シーンのラストとして感動的でこの上ないシーンであった。
人が戦争を起こし、戦争が人を育てる
戦争映画にはあまりない、戦争中にある人々の葛藤、そして成長してゆく物語だ。国をとるか、人の命をとるか。この選択は国旗と墓が映る冒頭、そして最終シーンで暗示されているのがよくわかる。上から命令された任務とアメリカ兵の最大の目的。どちらを取るか。ミラー大尉もライアンも答えは同じく目的だ。そしてそれは後世に語り継がれ、ライアンは大統領に、ミラーはライアンに敬意を払われるシーンはスピルバーグの最大の見せ場ではないだろうか。一方で、事実あった戦争をいかにリアルに見せるかは、さすがの力量だ。やはりカメラワーク。固定カメラではない方がよく戦争映画は取れる。そう教えられる。この男にかかれば何でも感情移入してしまうスピルバーグマジックだ。連合軍の勝利という現実とは裏腹に、アメリカ兵の不安さ、死にたくないという願望を強調して映している。
感無量、他にどんな言葉があてはまるというのだろうか。
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