フォレスト・ガンプ 一期一会のレビュー・感想・評価
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素晴らしい作品でした
何十年も前の作品で、名前は、聞いた事あったのですが、今回初めて鑑賞しました。
主人公は、知能が少し他の人と比べると劣る。発達障害なのか足も不自由であった。
母親からは、惜しみない愛を受けて真っ直ぐに育ち、そしてある日から不自由であった足が治る。
しかも誰よりも速く走る事が出来るよになった。
主人公は、昔から他の人から劣る事を卑下して考えるのではなく、ただ真っ直ぐに向き合い続ける。
そんな姿がかっこいいなと思った。
真っ直ぐ過ぎて船の操縦を忘れるというシーンは、思わず笑ってしまったが。笑
人生では、当たり前のように辛い事もある。
それは、幼なじみの女の子がそうであったように。
幼なじみの子は、自分のやりたい人生を望んでいるつもりであったがどうしても裏目で出てしまう。
自分の過去を恨んで生きて、段々と奈落に堕ちるような生活になっていく。
フォレストが言うように過去の中で生きていては、前に進めなくなる。
ただ、前だけを見つめ走り続ければいい。
そこに答えを求めるような事は、しないで。
なぜなら、そこには答えがあるわけでなく、走り続けるそれがすでに答えになっているから。
誰かの羨むようなものを追い求める事は、やめて自分が感じてる今に必死になれ!そんなメッセージを感じる作品でした。
もう何十年も前の作品でありながら色褪せる事もなく、役者の演技も自然で素晴らしい作品でした!
「ショーシャンクの空に」を超え損ねたあと一歩の作品に思え…
28年前のロードショー以来の鑑賞だが、
これぞエンターテイメント映画作品、
と思わせるゼメキス監督の
見事な演出力と編集力を再確認した。
主人公のキャラクターやその活躍描写、
また彼を取り巻く設定等は、
よくよく考えると
ディフォルメ感満載なのだが、
リアリティの欠如なんて感じさせないまま
作品に魅入らさせてくれる。
多分に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
でも同様な印象を
受けていたような気がする。
IQが低いからこそ、
素直な心で社会や他人に接することが出来、
自らの人生にも
常に前向きに立ち向かえた主人公
だったのではないだろうか。
「神の贈り物に努力を足すの」とか
「人生は箱入りのチョコレート、
食べるまでは分からない」
との母親の言葉は、そんな彼の生き方の
ベースになっていたのだろう。
しかし、どんなにやり遂げたような人生でも
何かしらの心の空白は残る。
それはやはり“愛”なのだとは思う。
その中でも大きなウエイトを占めるのが
“家族愛”であることを、
ジェニーが生まれ育った家に
靴や石を投げるシーンで語られている
ような気がする。
そのジェニーが
フォレストとの結婚を決意するのは、
彼の子供を預けるためでもあったろうが、
フォレストの相手として、相応しい人生を
歩めなかったとの自省の念の中、
病気で長くは“家族”を構成出来ないことが
分かっていたからなのではなかったろうか。
この作品はキネマ旬報のベストテンで、
「ショーシャンクの空に」が第1位の年に
第4位に選ばれた。
「ショーシャンク…」も見事な作品だったが、
この作品のベトナムの戦場から離れてから
彼女に再会するまでの中盤の冗長さと、
彼女の墓の前での独白人生論が
蛇足的に思え、
それらを省いて2時間強に収めていたら
第1位ではなかったかと妄想させる程の、
ゼメキス監督の見事な作品に思えた。
泣けるいい映画…なのかなあ
泣けるヒューマンドラマとしてしょっちゅう取り上げる本作を今更ながら視聴。
捻りなく受け止めるなら、「どんなことがあっても愚直に歩を進めればいつかは幸運が舞い込む」というメッセージ…となるんだろうが、それでいいのか?そのメッセージは裏を返せば、作中うまくいかなかった人は愚直さ・真面目さが足りなかったからとなる。傍から見るとあまりいい人生には見えないババやジェニーは愚直さ・真面目さが足りなかったのだろうか?確かにババは訓練に真面目さが足りない部分はあったし、ジェニーは「真実の愛」なるものに気づくのが遅すぎた感はあるが…死という結末を迎えるほど2人は不真面目だったんだろうか?それともこの2人は所詮フォレスト・ガンプの人生を彩る脇役??
この映画のメッセージとして受け取るべきは「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」、「本当はみんな、それぞれ運命を持っているのか、それとも、みんな風に吹かれて漂っているだけなのか。でも僕は両方だと思う。多分両方が同時に起きるんだと思う。」のほうなのかなと感じた。もっとかみ砕けばスヌーピーの名言「配られたカードで勝負するしかないのさ」であり、だからこそ能動的にできることは走ることのみ…というお話なのかなと自分は感じた。
大人の童話、観る人を写す鏡
公開当時は、まったくわたしには響かず、優等生的映画で、賞を総ナメというのも鼻白む感じだったのですが。
息子が「最近初めて観たけど、良かった」というので、きょう再観。
もちろん、作り話感は満載ですし、古いニュース映像と主人公フォレストの合成映像(風刺やジョーク)など、当時の最新技術で驚かすところも、映画=エンターテイメントとして要所を押さえています。
それ以上に、驚いたのは、わたしがまるで覚えていなかったという事実。それ以外のストーリーとか、テーマを。まるっきり刺さっていなかったのか。完全スルー。
自分があれから結婚して、親になり、いま観ると、敢えての作り話感に、いろいろ考えさせられます。
これはやはり「星の王子様」。
愛をわかっていく、その道のりが、いかに痛みを伴うか。
愛って、キラキラふわふわの甘い響きがするけれど、どれだけ覚悟が問われるか。
大体、逃げ続けて、人生は終わる。
でも愛がわからないままだと、男の子、王子様のまま。
ママはなんでもわかりやすくフォレストに教えてくれたけれど、亡くなる間際フォレストの「運命って何?」という質問に「そうねえ、何かしらねえ、それは自分で掴まないとわからないわねぇ...」。
ほんと、そうですね。
運命って、自分で掴むようでもあるし、でも流れに身を任せるもののようでもある。フォレストの人生のように。
きっとどっちもあるよね、って最後の方で彼は言います。
ママも、ジェニーも、ダン中尉も、みんなそうでした。
正解はわからない。
まずは生きてみなさいってこと。
チョコレートの箱を開けて、食べてみなさいってこと。
人に言えない弱さや狡さも、自分の中に知ることになる。
もっと素敵な未来が待っていたはずなのに、運命という嵐に、羽根のように翻弄されるだけ。
惨めな自分。見下していたフォレストの純粋さがまぶしすぎて、妬ましくて、自分がいたたまれない。
でも光のような愚直さが、フォレストの運命。立派な意思などなく、意味なんてない。
走りたいから、ただ走る。
人はその姿に勝手に「勇気をもらったよ!」
フォレストはいつも困り顔。
考えてしたわけじゃなく、何となくそうなっただけなので。
信じる者は救われる、ではないけれど、日本的に言えば人間万事塞翁が馬。
同じように流されて、ジェニーもダン中尉もどんどん暗い方へ行くのですが、すんでのところでフォレストの引力に引き寄せられるかの如く、また戻ってくる。フォレストもそれに助けられる。
なにをどう捉えるか。
なにを願うか。夢見るか。
結局はその人自身の見方だし、偶然は幸運とも不運ともなりえます。はじめは愛を外に探す。それは恋やお金や名声や体の交わりで得られると思うけれど、そこにはない。
苦しさを経て、愛は自分の中に育てる力だとわかった時、男の子や王子様は、やっと一人の人間になる。
ジェニーは、世界で一番信頼できる人間に、男の子を託しました。ジェニーも優しい女の子から、望み通り鳥になって、旅立って行った。自由になれたね。いろんな幸せがある。
戦争へのメッセージもうまくぼかされていて、諸々オトナの事情あるのでしょうね。映画作りもビジネス。生きる術をみました。したたかさも、致し方なしと勝手にお察ししました。
トム・ハンクスの表情に魅せられた
或る決意を思い立つ迄のトム・ハンクス演じるフォレスト・ガンプの迷いのない真っ直ぐな眼差しと思い、呟いた言葉や行動に引き込まれ観ていた。
ジェニー( ロビン・ライト )との関係性が示唆していたものとは…。
切ない余韻が残る作品。
-僕は約束を守る
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕版)
自分の今の生き方を見つめ直せる映画!!名作中の名作
映画は、その人の人生に影響を与える、、、、、、
そのことを僕に教えてくれた映画です!!!!
僕がこの映画では、
【人からどう思われるか?】を本当に気にして生きているな、、
と率直な感覚を覚えました。
主人公は知的障害のある男性
今時の言葉でいう、、空気が読めない男性である。
素直であり、まっすぐ、疑わない。
自分の信じた道をひたすら進む
周りからは変な目で見られる。
あいつは、、変なやつだ、、、
でも、目の前の人がどう思うか?関係なく
自分が良いと思ったことをやりぬいていきます!
その中で物語は
主人公の男性を中心にいろんな事が起きます
戦争
出会い
スポーツ
友人との約束
エビ
走る 走る
その中で周りの人も変わり始めます。。。
ある主人公の軍の上官は
【俺もやってみるよ】
主人公の彼女は
【自分を信じてみる】
そして周りの人も
【まずはやってみる】
1人の主人公が
周りの人をハッピーにしていきます。
絶対その中に映画を見ている「あなた』も含まれます!!!!!
必ず見てください!!!
人生はチョコレートボックス。開けてみないと分からない。ほんとにそんな映画だった。
2022.63本目
過剰な演出がないのがいい。淡々とした感じが、フォレストガンプそのものって感じがする。
ジェミーもババもダンも、フォレストガンプと交わって救ったり救われたり…
みなマイノリティをもっていた。それが克服されるわけではないけれど、一人一人が人生を全うしていたのがよかった。
フォレストは、なにか目的をもっていたり将来の展望があったわけではないけど、その場にあった選択肢を一つ一つ選んで、風に乗るように生きた。ジェニーと結ばれることは、運命…というか、ジェニーへの愛は彼の揺らがない部分で、自分で手繰り寄せたものだったのだと思う。
私はダントツでババが好きで、何となく分かってはいたけどすぐに離脱してしまったのが悲しかった🥲
フォレストガンプの愚直さに私も救われたな〜
超展開があるわけでもなく演出も少なく淡々としてるので、感情が強く揺さぶられることはなかった。けど、自分の中に登場人物たちが残り続けてる。次々と時代が展開していくので、不思議と飽きがこない映画だった。
BUBBA GUMP!
運命とは、人生とは、何かを考えさせてくれる
ストーリーが強引
バス停の椅子に腰掛けてたフォレスト・ガンプが、バスを乗る為にバス停にきたバス待ちの見ず知らずの人に、物語の終盤までひたすら自分の人生を語ってる。
最初のご婦人は、バス待ちの際、読書をしながらバスを待とうとしてたのだが、フォレスト・ガンプが、そんなのお構いなしにひたすら自分の人生を語っている。
目的のバスきた婦人はバスに乗り、フォレスト・ガンプは相変わらずひたすら自分の人生話続けてる。
回想シーン終わると、次のバス待ちの二人が椅子に座っており、フォレスト・ガンプの人生をバスに乗ってしまった婦人の途中の話を聞いてるにも関わらず、話を耳傾けて聞いている。
フォレスト・ガンプが知能指数低いということで、呑みこむとこは呑みこむことできるが、さすがにいきすぎ・やりすぎ感がある。
ストーリーも、足が歩けない子供の頃が義足なしでいきなり走れるようになったり、学生時代はアメフトで活躍したり、ベトナム戦争終わったあとは勲章だらけになり、卓球で世界大会出場。
その資金でベトナム戦争の時知り合ったババさんに、船でエビをたくさん釣って儲けようと言われ、最初は全く釣れず、ある日嵐がきてからは毎日のように大量に釣れる。
アップルの株を買っては大儲けし。
ジェミーのことを忘れようとひらすら数年間マラソン
設定が現実離れしすぎている。
娯楽作品としては素晴らしいものだが。
本作を鑑賞した当時は御多分に漏れず副題の「一期一会」の文言に惑わされ、感動巨編と受け止めていた。
主人公のガンプは知的障害がありながらもただ純粋に物事に突き進む青年、かたや幼馴染のジェニーはアメリカが抱える闇を一身に背負って身を滅ぼしてゆくという、アメリカの光と闇を描いた作品だと思っていた。
確かに光と闇を描いた作品ではあったが、監督であるゼメキスの本音が映画評論家町山氏によって暴露される。
ガンプはアメリカの古き良き伝統、保守の象徴としてベトナム戦争で英雄となり、実業家としても成功を収める。そしてジェニーはリベラルの象徴としてベトナム戦争に反対し、ドラッグやセックスに溺れておそらくはエイズにかかり死んでゆく。愚かなリベラルの象徴としてジェニーを描いた旨をゼメキスは述べている。
本作は当時の賞を総なめにし、この作品をプロパガンダとして利用した共和党は選挙で圧勝する。
この映画の本当の意図を理解せず感動した自分が恥ずかしくて、今の政権を盲目的に支持してる人間たちを批判できないと思った。
確かにドラマ部分は熟練監督のなせる技で人心をつかむのに長けている。だからこそ本作は始末が悪い。悪質なのだ。
かつての映画創世記に当時の映画技法を確立させたグリフィスの大作「国民の創生」は歴史的ヒットをおさめた。しかし、その内容がKKKを美化する内容であったことから、すでに消滅していたKKKを復活させることとなり、グリフィスは生涯にわたって後悔したようだ。
この例のように、映画は大きな感動を生むと同時にその社会的影響ははかり知れない。本作の罪は大きいが、本作の価値は逆の意味で高まったともいえる。グリフィスの「国民の創生」と同じく反面教師として。この話題作を教材として広く活用すべきであろう。同じくプロパガンダとして利用された作品「バックトゥザフューチャー」も。
タイトルなし
実写と記録映像のコラージュでユーモラスに描くある男の物語
公開時、アメリカ行の飛行機の中で見たことがあったが、改めてDVDで見た。
アメリカの歴史を当時流行した音楽と、実写をデジタル処理してトム・ハンクスが一緒に映像として出てくる。この手法には驚いた。
多くのアメリカ人が共感できる出来事が描かれており、懐かしさも含めて大ヒットしたのではと思う。
20140202@DVD
良い映画だと思います。
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