「人生で大切なものを教えてくれた」フォレスト・ガンプ 一期一会 ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
人生で大切なものを教えてくれた
ベトナム戦争、ヒッピームーブメント等をリアルタイムで生きてきた私にとって感慨深いものがあります。
彼を取り巻く人たちの関係がすごく興味深いです。母親、初恋の人ジェニー、戦友のダン中尉。母親は体を張ってまで(ちょっとやりすぎた)彼を志望校に入学させた。ジェニーとは最初にバスで知り合ってから死ぬまで一途に彼女を愛した。社会運動に強い興味を持っていた彼女が、彼を心の底から愛していたかどうかはやや疑問ですが(私の想像)、それにもかかわらず彼は彼女のことを、彼女だけを最後まで愛していたのが素晴らしい。彼女の病気は明らかにされていなかったようであるが、この映画の時代背景を考えると、多分この頃から社会的に問題となってきたエイズだったような気がする。ダン中尉とは、名誉の戦死を望んでいた彼を助けたことによって、彼から憎まれたのだが、その後は両足を失った彼(特撮が凄い)と深い友情で結ばれた。彼のおかげで生きる希望を持ったダン中尉は、最終的に結婚(相手は日本女性)して幸せになれたようであった。
心に染み入るセリフも満載、彼が語った母親の言葉「人生はチョコレートの詰め合わせのようなもの、あなたがどんなチョコレートを手にするかは開けるまで分からないの。」(ちょっと意訳)は名言ですね。
再見したら、最後のシーン(冒頭のシーンに似ている)に出てくるフォレスト・ガンプの息子役がハーレイ・ジョエル・オスメント だった。
おはようございます。
いつもありがとうございます。
今作、4Kニューマスター版で劇場公開された時、”ちょっとズル”して20数年振りに鑑賞したのですが、殆どのシーンを覚えておりました。(初見時に何度も観たからだと思います。)
ゲイリー・シニーズ演じたダン中尉とガンプとの関係性の変遷が、特に好きです。
両足を失ったダン中尉が海老漁船に乗っている時に”命を助けてくれてありがとう・・。”と言い、海に飛び込んで笑顔で波に浮かぶ姿。
”キツクても、命があれば何時か良い事があるんだろうなあ・・。”と若き頃思ったモノです。今作は、批評家の中には否定的な方もいらっしゃいますが、私にとっては、仕事がキツイ時に良く思い出した映画でした。では、又。