「トムハンクスの名演技と卓越したCG」フォレスト・ガンプ 一期一会 たくさんの映画レビュー(感想・評価)
トムハンクスの名演技と卓越したCG
トムハンクス×ゼメキス作品。
アカデミー賞では作品賞、主演男優賞獲得。
名作中の名作といわれ、いつか見たいと思っていた。
ターミナル、キャストアウェイ、ときて、本作。
若干知能が弱いが、強靭な脚力と、
人の話を素直に聞き入れる純粋さで、
生きていくフォレストガンプの半生を描く。
いろいろなレビューにある通り、フォレストガンプは、とんでもなく純粋で、いいヤツで、仲間を助け、勲章を受け、事業と投資の成功で、億万長者となり、成功者になれちゃう。朴訥なアメリカンドリーマー。
それが違和感なく受け入れられるのは、
トムハンクスの演技力ゆえ。流石。
物語はそんなフォレストガンプの生きた
アメリカの近現代を辿りながら進行。
キャストアウェイと同じくゼメキス監督
とのコンビにしては、
地味なドキュメンタリーだな。
と思いきや、
ILMの贅沢な技術が、
地味にリアル演出の補佐に徹してる。
STARWARSほかでは、CGこそ主役と
言っていいかもしれないが、
この作品では、ジョンレノン、ケネディ、ニクソン、ほか歴史上人物と、フォレストガンプの共演?
を支える黒子に徹してる。
ラストシーンは、唯一CGらしいCG。
ゼメキスとILMの、
ややそれまでの黒子役のウサ晴らし?
北野武氏によれば、あのラストワンシーンで、
日本なら映画本編一本分取れるくらいの予算が
かかっていたらしい。
派手なCGだけじゃなく、
リアリティを追求しているCGもやりきる。
ILMはやっぱりスゴイ映像職人集団だ。
総じて、
アメリカの歴史に多少なりとま興味あれば、
文句無く名作というでしょう。
そうでない日本人としてみても、
内容、技術双方素晴らしい作品でした。
暫くしたら、また観たくなるような気がする。