「アメリカ人のイラつきの原因がてんこ盛り」フォーリング・ダウン kioさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ人のイラつきの原因がてんこ盛り
マイケル・ダグラスのリスキーな映画。人種差別主義てんこ盛り。マイケル自身が述べているように、出演オファーが来たときは出演を躊躇したそうな。あまりにも危険すぎる内容だったとのこと。アメリカ人の黒人や韓国人に対する見方って、こんな感じなんだろうな、と感じたけどね。保守的米国人が古き良き時代と、徐々に変化する社会の変化の狭間で、不安とストレスを感じ、見かけ上は人種平等とかきれいごと言ってるけど、良き時代の米国人の心底ではマイケルのような湧き上がる差別意識、保守的思想が強いのだろう、と感じました。国に尽くしてきたが無視され、ただ単に家に帰るだけだったのが、いろいろ邪魔が入り、それさえも自由にならないのか、イラつくばかりの主人公。度々起きる白人による集団銃撃事件の犯人には主人公と似たような心情に陥っているのではないかと感じましたね。
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