「バット→ナイフ→マシンガン→バズーカ→水鉄砲」フォーリング・ダウン バスト・ラーさんの映画レビュー(感想・評価)
バット→ナイフ→マシンガン→バズーカ→水鉄砲
クリックして本文を読む
なんだこのデス藁しべ長者は、
うだつの上がらない男がある日ぷっつんして銃ぶっ飛ばす、いわゆるシチュエーションスリラー(コメディ?)を想像していたが、警察側の謎解き要素もあったりして案外しっかり考えられていそうな内容だった
主人公がキレて始まるこの映画、精神状態がだんだんおかしくなっていくと言うより最初から異常者爆発しているのだが、シャツにネクタイのサラリーマン風の外見で目眩ましされている
主役の異常さは全編通して変わらないのに、一見どこにでもいる善良そうな服装をしているだけで無意識にバイアスをかけて見るように出来ている、
前半の不良に絡まれたり、店でぼったくられたり、相手が先に仕掛けてきてるしなあ、と主役の行動をいつの間にか普通の感性寄りに見てしまう自分がいる
また映画全体を通して、コレクションを見せびらかしてくるネオナチの店主ほどあからさまではないにしろ、警察の印象だけで犯人を黒人と断定する所や、街中で演説する不良債務者など、普段自分たちがどれだけパッと見の印象だけで物事を判断しているかを問うシーンがたくさんある
あと、退職するベテラン刑事さんがめちゃくちゃ死亡フラグ立てまくってたのに死ななくてよかった
コメントする