「昔想いを寄せた異性への未練との観点で鑑賞したが…」フォーエヴァー・ヤング 時を超えた告白 KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0昔想いを寄せた異性への未練との観点で鑑賞したが…

2025年1月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「君がいた夏」と言う作品のTV放映に、
自分にもある昔想いを寄せた異性への未練
との観点では同じ匂いを感じ録画していた
この作品を初鑑賞した。

しかし、作品の質としては、
例えば、B-25の冒頭と終盤での活用に、
作品の本質に大きな意味性を感じられず、
単にエンターテイメント化するための
無理矢理の採用にしか感じられないこと。
冷凍保存装置が、この作品の描写では
誰にも気付かれずに何十年も放置されていた
との状況設定に
リアリティーが感じなれないこと。
また、その冷凍保存装置から出た主人公が
愛していた女性への想いを描くのが
映画の中盤以降という話の主軸が弱いこと。
等々、
各要素の演出の弱さを感じると共に、
クライマックスへの収斂性が弱く、
本来は感動に繋がるべくの
愛する二人の再会のシーンに
充分に生かされていないのは残念だった。

果たして「君がいた夏」の方は、
その点についてはどうなのだろうか。

KENZO一級建築士事務所