劇場公開日 1997年11月15日

「許すということ」フェイク laikaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0許すということ

2017年7月7日
Androidアプリから投稿

うだつのあがらないマフィアの兄貴レフティと潜入捜査官のドニー。
自分を信用してくれて、人間として好感のあるレフティを裏切り続けるドニーの葛藤。

二人の関係性上、ドニーを信用してあれこれ世話をするレフティは滑稽で哀愁が漂う。
何が真実で、真実ではないのか。ドニーのせいで死を余儀なくされたレフティの最後の言葉、おまえだから許せる。
始めからドニーに騙されていても、お互いの友情は真実だと考えてくれたのだ。どんな関係性でも裏切られれば憎しみが生まれるが、それを許したレフティは、ドニーを利害抜きにして受け入れてくれたのだろう。

laika