ファンタスティック・プラネットのレビュー・感想・評価
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人を選ぶがSFの古典であり最終形態であろう作品
この監督の脳内はこんな感じになってる訳ね。素晴らしい。多分何か新しいものを世に生み出したい映像作家連中はこの作品と監督に嫉妬するのでは。
この物語を一度見たら、そのイメージとストーリーが僕の脳内の多分意識下の何かと融合して溶け合って不可分になり、それはまるで取り憑かれでもしてるような気分だ。この感じだとこのまま墓場まで持っていきそうだ。
造形が出色
ややもすれば悲壮感あり、殺伐となりそうなテーマなのに、シュールな映像で先取り感がある。
しかも展開の仕方が冷静で、人間に対する特別の思い入れもなく、だからむしろ人間に対する深い愛情を感じる。
何よりも古そうでありながら斬新なキャラクタやパーツの想像、高い芸術性がこの作品の魅力だと思う。
発想も展開もビジュアルも前衛的
ドラーグ人知事の子ティパに拾われた人間の子テールをめぐる得体の知れない不思議なアニメ。知性を持つ人間は高い適応力を持つが命が短いとされていた。発想も展開もビジュアルも前衛的で極めて難解だね。まあ理解しようとせずに流して観ていたけど、BGMもなかなか良いのもあってそれなりに味わっていたよ。
深い
古いアニメ作品をデジタル修復したとのこと。独特の世界観だった。真っ青な肌に真っ赤な目もすごい。光る石がニョキニョキ出てくるとか、動物、植物などの色あい、デザインがすごいおもしろい。絵本みたいな感じながら、内容は深い。
NHK BSプレミアムにて。
サイケデリックなビジュアルと不穏な音楽が面白かった.フェードを多用...
サイケデリックなビジュアルと不穏な音楽が面白かった.フェードを多用しているのも不気味でいいなと思ったけれど,内容自体に驚きはそんなにないかな.教育とか知識を握るという事がいかに大事であるかという事をぼんやり考えながら見ていた.教育を変える前には芸術があるべきで,どのようにそこをつないでいくかという事を考えたいと思ったりしたところ.
【1973年製作のフランス発シュール&ブラックSFアニメーション映画。奇想天外な設定に驚いた作品。】
ー フランスのSF作家ステファン・ウルの小説を画家ローラン・トポールの作画によってアニメーション化した作品。-
◆感想
・人間を虫けらのように扱うイガム星の、ドラーク人の造形がインパクト大である。
巨大で、色は青が貴重。
・そんなドラーク人に拾われた赤ん坊だったテールは、時の流れが違うイガム星で、瞬く間に青年になり、隠れて過ごしていた人間達とドラーク人と戦うことに・・。
<今から半世紀前に、このような作品が製作されていたこと自体に驚く。絵柄も独特であり、作品全体のインパクトは大きかった作品である。>
驚くほどのイマジネーション
前から気になっていたものの見る機会がなかったこの作品、ようやく見る事が出来た。とにかく徹頭徹尾、後にも先にもこの作品に関連する作品を見つけ出す事が出来ない突然変異的作品である。唯一雰囲気だけだが諸星大二郎を思い出した。衝撃の一作である。
わかりやすいSF、塩ラーメンくらいサラリと進むストーリー
ザ・SFと言った感じです。
明らか人間ではない生物VS人間。この映画が公開された当時は既に非人間VS人間は映画のパターンとして確立されていたでしょうし、構造はわかりやすいです。
絵の不思議さに身構えていましたが、思っていたよりサラリとしていました。起きていることが異次元なので感情移入できませんし、淡々とストーリーは進んでいきます。
ラーメンに例えると、塩ラーメンくらいかな。そう、意外ととっつきやすいってことです。
シュールな世界に浸る
ポスターが気になって前々から観たかったSFアニメーション。ダリのようなシュールな世界観、色鉛筆で描いた圧倒的な画力、絵力がすごい!変態的な音楽をぶち込んだ人も天才👏流石は、おフランス製のオシャンティさ。風刺が効いたストーリーもなかなかでした
絵のインパクトはかなりのものだが、話が面白いかというとそうでもなか...
絵のインパクトはかなりのものだが、話が面白いかというとそうでもなかった。ドラーグ人が人間よりバカに見えてしまったのが、あまりいただけなかったところ。
なんでこれ見たかったんだろ
終始意味がわからない。人間がペット。
たまにおぅwとかツッコミをいれてしまう。
マジでなんで見たかった?そしてなぜか最後までみた。
二度と見ないけどオススメもしない。
今夜夢にアバターがでる👤👤👤👤👤
人間は傲慢…
私はあまり戦争系の映画を見ません。
が、
この映画を見て、
生物兵器で人間が次々に死んでいくような場面や
機械で淡々と排除される人間を見て、
戦争は恐ろしいものだと思いました。
アニメだからこそ伝わるリアルがあった感じがしました。
また、蟻を潰したり、
犬に首輪をはめたり、知識がないものを下等に扱う人間は傲慢なのではないかと思いました。
それに、人間同士でも野蛮に殺し合ったりする姿に、
向かう敵は簡単には見定められない
のかもと思いました。
知識を得た瞬間、
相手を恐ろしく思う気持ちもわかります。
この時代の方が、
AIとかを見てどんな映画を作るのだろう。
そんなふうに思いました。
最後は、和平案をのんで、無事地球が生まれてよかった。🌍
音楽がかなり耳に残って、心情を揺さぶりました。
う、む、む、む、む。
う、む、む、む、む。いや、すごい。
観終わって、「なんだ、これ?」以外の感想が、一言も出てこない。
なぜ、これが、「アニメーション作品として史上初めてカンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した作品」なのか? 俺は、何か大切なことを見落としているのか?
いや、やはりわからない。なにせ、半分は寝ていたのだから。
この変な生き物たちを描きたい!という情熱だけは、微かに伝わってきた。それさえ描ければよかったのだけれど、それでは作品にならないから、ちょっとシュールなストーリーをやっつけで作ってみたというところだろうか? そしたらそれがカンヌの偉い人にハマっちゃった、とか?
俺が、これの素晴らしさを理解するには、あと何回生まれ変わる必要があるのだろうか…
完敗。
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