ファンタスティック・プラネットのレビュー・感想・評価
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トラウマ必須のアニメーション
服従→飼育→教育→脱走→従属→習慣→殲滅→進撃→反撃→惑星→和平→共生 赤目に全身青色の半魚人っぽい巨大宇宙人(ドラーグ人)に飼われる人類、そのビジュアルがまず強烈。リモコン腕輪に首輪、瞑想してシャボン玉とばす、立ち食い雲、人間の巣にガス炙り出し。人間の服装が奇妙なレオタードだったり、未知な動植物が見たことない動きをするのがクリエイティブ。音楽は大袈裟なオーケストラでもっと不気味にしてほしいかも。人がプチプチっと踏みつぶされ、おっきな玉に潰されたり、アリクイっぽいのに食べられたり、あっさり大量に死んでる。なぜかTBSドラマ「QUIZ」のEDアニメーションを思い出すもの悲しさ。ガリバーであり、進撃の巨人でもあり。
きしょい…
造形はオリジナリティにあふれている。1度目にしたら忘れられない。 絵のタッチは“諸星大二郎”氏を彷彿とさせる。 そして何とも言えない柔らかい色調で弾きつけられる。 派手な動きもなく静かに進む。絵本のようだ。 音楽も独特できわめて印象的で、その不協和音的な取り合わせが、この映画を唯一無二の作品としている。 そんな映像・音楽で、ドラーグ族とオム族を中心に展開し、この星の生物の生態が差しはさまれる。 愛情と貪り食らうが同居している世界。愛玩具なんて生易しいものではない。 卵からかえった幼体の背中をなめる成体。幼体は気持ちよさそうに体をゆだねるが、次の瞬間には捕食されている。愛の描き方が全編通してこんな感じ。 単に造形が気持ち悪いのではなく、その描かれている愛情の感覚が気持ち悪い。可愛がりつつもなぶり殺し、食ら尽くすという感覚が気持ち悪い。ドラーグ族がオム族にと、異種族同士なら、まだ目を背けるだけで、ーードラーグ族を人間に、人類をネズミ(ハムスター)・昆虫に置き換えれば、私達も同じことをしているんだよなと反省しつつーー鑑賞するが、同族間の中での捕食。しかも愛撫した後に…。 この生理的感覚レベルでの気色悪さは何なんだ。 主筋の方は、いろいろな地域の歴史、他の映画を思い出しつつ、解決の仕方が独特で唸ってしまう。 惹きつけられるけれど、同時に嫌悪。 再鑑賞したい、したくない、したい、したくない。逡巡してしまう。
仏捷式動画
まさに、ヒエロニムス・ボスの絵がアニメになったような作画であり、ストーリーは白人によるアフリカ大陸の植民地化を暗喩した世界観で成り立っている。音楽はルパン三世でかかっているようなBGMで、観ていて遠い世界に連れて行かれるような、全く形而上学的夢想感漂う世界へ誘ってくれる作品である。多分、日本のアニメに影響されたのか、それともしたのか、いずれにせよ相互作用が働いたのかもしれないと、明確な証拠もなく勝手に思っているのだが・・・パヤオの作品にも出てきてるような、日本の劇画のような、概視感が拭えないとにかく不思議なアニメであり、遺産として残しておきたい作品である。
進撃の巨人、猿の惑星の原点
なんというか....深い。とりあえず深い。公開当時の観衆のリアクションがものすごく気になったwここ数年のSFやその後の傑作の材料はほとんどが、この映画から得られたものじゃないかな〜、と思った。できる限りネタバレしないように話す(ネタバレともったいぶるほどの展開かは微妙だけどw)と巨人のある行為がSNSに依存した人間に似ていた。 とりあえず、猿の惑星:創世記の猿たちポジションが人間に変わったというだけ...そう考えると、良い加減人間も戦争なんかで同じに人間ばっかしに気を取られてる場合じゃないぞ、というメッセージが伝わってくる。 だとしてもなかなか意味不、けれどまた見返したい映画だったw
かなり独特な世界観
画面に映るものすべてが独特で強烈なデザインだが、ストーリーはまともで見やすい。 70年代に作られたアニメだと知ってびっくり。 独自のスタイルのあるものは時代に左右されず、古臭さを感じさせないのですね。
比類なきイマジネーション
「異国情緒」という言葉があるが、この映画は「異惑星情緒」とでもいうべきか。 全編恐ろしいほどのイマジネーション。まさにセンスオブワンダー。これを見ていないでSF映画好きと言っていたのが恥ずかしいほど。 物語自体は普遍的ともいえるものだが、すべての造形、色彩と音楽、説明しすぎないセンス、唯一無二ではないでしょうか。スッと終わる短さも含めて好みでした。
不気味だが深い
気持ち悪さに惹かれて鑑賞 話はまとまりというより物語として結末までちゃんとあるという感じですが 世界観がとんでもなく素敵で見入ってしまいます この絵で動いて映画になってることがもう最高過ぎてそれ以外何も言えないです こんな作品他にありません 絵に苦手意識がない方は1度見ていただきたいです
不気味なようで可愛気のある映像
最後まで見てようやくストーリーの全体像が浮かび上がってくる構成になっていて、なるほどなと思った。 自分たちの世界に根づいた文明と結びつけて考えさせるような題材は面白い。 一見すると、この世では見ないものが出てくる分、不気味な感覚があるが、怖いことはなくむしろ可愛気があるような映像だった。 今の日本のアニメには映像といい内容といいこういったものはなかなか無いなとも感じた。
カルト、シュール、ナンセンスの極み
すげー意味分からないけど分かる(分からない)。 とにかく画からめいっぱい溢れ出す奇妙と不可思議と滑稽と不気味とシュールとナンセンス。 やや怖いけどグロ的なおぞましさはない。 ストーリーはフツウ。 不思議の国のアリスみたいな世界観好きな人が気楽に観てもいいんじゃないか。 世の中にはいろんな内的世界を持った人がいるんだなと思える作品。
青い巨人の人間狩り作
ざらざらしたタッチの絵
青い肌、赤目の巨人の様々な武器を使った人間狩り
奇怪な動植物、劇中音
テールと名付けられた男を筆頭に巨人への攻撃に成功
和平を結び移り住んだ惑星はテール(地球)となる
奇妙で独特な時間が流れる異色アニメーション
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