「人類も小さかったらほぼ虫」ファンタスティック・プラネット テツトモさんの映画レビュー(感想・評価)
人類も小さかったらほぼ虫
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おもしろかった。
人間を小さな高等生物として存在させているだけだけど、
やはり人間、頭がいいし、向上心もあるから、
小さくても巨大生物に対抗できるようになってくる。
そりゃこんだけ賢かったら、コンピュータもロケットも作るわな
(こちらはそれを受容するばかりの一般市民ですが)。
知識を得るために、運ぶの大変な輪っかを最後まで手放さなかった主人公のおかげで、人類は地球に今生存できているようです。
巨大生物にもやさしい飼い主もいれば、人間を虫けらのように扱う生物もいて様々で、まるで人間のようですね。
起承転結すっきりしていて、オチもしっかりしていてカタルシスも得られる。
人間のあいまいな表情の表現も上手く、そうそう人の不幸ってかなしいんじゃなくて、ちょっと楽しいんだよなというところも、嘘がなくリアルでした。
古い映画なので、全部セル手描きなのだとしたら、フランスも丁寧なアニメ映画をつくるんだなと感服してしまいました。
SFってやっぱり面白いね。
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