劇場公開日 1998年5月2日

「手話とクラリネット」ビヨンド・サイレンス kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0手話とクラリネット

2018年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

  マティアス・ハービッヒ演ずる叔父グレゴールが好演してた。重要な人物ではないものの、家族から疎外され、クラリッサと別れてしまった後の表情が良く、結局はララのことを一番理解してたのではないかと思うほどだった。

 前半部分の方が力が入っていたように思う。ろう者の雰囲気を無音じゃなく効果音で表現し、自分だけ音楽が聞こえないという気持ちが恐ろしいくらいに伝わった。ララ役の二人とも手話とクラリネットの両方を練習しているのだろうなと感心したが、その上素晴らしい演技力である。通訳をごまかすところなんかも最高だ。

 後半になってからは、普通の恋愛映画に成り下がっていたところが残念。しかし、この監督は涙の押し売りは強要しないんですよね。あっさりさせているところが好感度大。

kossy
LaLaさんのコメント
2022年3月20日

kossyさん
この作品も鑑賞済でしたか
凄いです・・・。
そして、嬉しいです。
ララちゃん、がんばってましたね。

LaLa
talismanさんのコメント
2022年1月21日

kossyさん、ご覧になってたんですね。嬉しいです。前半が本当によかったです。

talisman